日本自動車輸入組合が発表した
外車の
2017年暦年の新車販売台数が発表されました。
20年ぶりに30万台を突破したそうです。
メーカー別のランキングを見るとトップは3年連続で
メルセデス・ベンツで約68000台
2位は、BMWの約52000台
3位は、VWの約36000台
4位は、アウディの約28000台
5位は、BMW MINIの約25000台
ドイツ車ばかりですね。プレミア御三家自動車メーカーが強固なブランドイメージと魅力ある商品を提供しているということなのでしょう。
この5位までで、約21万台ですから外国車販売の約7割で影響力の大きさは良くわかります。確かにディーラー網を見ても、どこにでもありますね。
ちなみにポルシェは、
9位で約7000台です。
何とルノーとほぼ同じ台数です。ほとんどがSUVモデルだと思われますが、今やディーゼル問題で傷ついたVWグループの屋台骨を支えています。
それでは他のスポーツカーメーカーを見てみましょう。
フェラーリは、
775台で2016年より10%ほど伸びています。遅れていた488系の納車が順調に進んだのでしょう。今年は812スーパーファストやポルトフィーノのデリバリーもあるでしょうから800台は大きく超えてくるのでしょう。フェラーリで面白いのは中古の登録台数(但し11月までのデータ)です。
3165台
新車市場の4倍の規模があります。街の中古車屋にフェラーリが多いのも頷けます。利ざやは新車よりはるかに大きいわけですから商売になるわけですね。フェラーリしか扱わない中古車屋がいるのも納得です。
ランボルギーニは、
475台で対前年比で+25%、新車販売の好調なモメンタムは継続中です。ウルスも出ましたから今後は販売台数がグンと伸びてくるでしょうね。個人的にはランボというブランドはその希少性が売りかなと思ってたのですが、まさにアウディの別働隊のように感じてしまうのは私だけでしょうか。ここにもVWグループの屋台骨を支える戦略なのかなと?
ランボルギーニの中古車の登録台数は、
963台
伸びてるけど、タマ数がもともとないので既存車種だけでフェラーリの市場規模に追いつくのは、無理ですね。
アストン・マーティンは、
321台の新車登録があり対前年比で何と+70%です。スカイグループが本格的に扱うようなので今後が楽しみですね。
マクラーレンは、
164台と新車登録は前年より約10%ダウンしましたが、何と中古車の方は、155台と対前年比で40%アップと新車販売の穴を埋めているようです。これは新車のデリバリー、720Sのデリバリーが少なかった影響なのかな?
そして忘れちゃいけない
マセラッティの
2017年の新車販売は、約1800台で+40%となり同門のアルファロメオとほぼ同じ台数です。さらに中古車の方も
2704台
と対前年比で約20%の伸びです。
このデータ見比べてみるとなかなか面白いです。
このメーカーは新車は販売台数落ちてるけど、中古車は伸びてるな、
何故かな? 新車の販売価格が高いからかなって考えたりすると面白いです。
また新車のみならず中古車にもそれ以上に人気があるということ(フェラーリが典型)は、新車にしろ或いは中古で買うにせよリセール・バリューが高いということですからね。
ですから、フェラーリのことがそれほど好きでは無くても、乗ってる人が実は結構います。
基本的にお金持ちってケチですからね。