2020年もいよいよ6月ですかぁ。
昨年10月の消費税増税を受けて明らかに景況感が変わっているはずなのに年が明けても日経平均株価は高かったですね。米国株は更なる高みにありましたがどちらにしても株価は絶好調でした。
2月に発表された2019年10月〜12月期のGDPは前期比で−1.9%でした。民間最終消費は−2.9%、民間住宅は−2.5%でした。やはりなぁと思った次第でしたが、株価はさほど下がらず高値圏。その後はご存知の通り新型コロナの影響で暴落となったわけですが、5月18日に発表された2020年1月〜3月期のGDP(1次速報値)は前期比で−0.9%、民間最終消費は−0.7%、民間住宅は−4.5%でした。コロナのインパクトはまださほど受けてないと思われるのにこの数値の悪化ですから、4月〜6月期は戦後最悪の数値となるかもしれません。そりゃそうですよね、2ヶ月ほぼまるまる経済活動が止まってるわけなので。株価は結構戻しましたがね。
とここまでちょっと硬い話でしたが、我々が気になるスーパーカーの相場(特にフェラーリ)は?というと。
明らかに需給が崩れてますね。
いつものカーセンサー(20年5月31日時点)によると、
812スーパーファストの売り物がななんと、
42台も!
やはりというかただでさえ恐れていたことが起こりましたね。そもそも日本に何台の812が入ってきているのかは正確な数字としてはわかりませんが、昨年度のフェラーリの新車登録台数の982台(多いねえ!)に占める割合としては1割くらいでしょうか。2017年から入ってきているとは言えなかなかデリバリーされなかったようですからねえ。当初は若干のプレミアムが付いてのリセールだったと記憶しております。私の知人もデリバリーが早かった人は3ヶ月で手放してちょっと得したとの話も聞きましたが。。全体で日本には300台も入ってるのかなぁ。
個別に売り物を見ると走行がほとんどない車もあり、これはPISTA狙いでオーダーされた車もあったのか?と。アヴェンタドールSよりはその手の個体は少なそうですがね?? 良い車なのにねぇ。
最安値は4000万円切ってます。
なんと走行距離2000キロの個体で3880万円(コーンズ 芝)です。この相場状況だとさらに下がるでしょう。新車乗り出しで5000万円オーバーも多い812でほぼ新車の812が4000万円割れで買えるとは!凄いディスカウントだと言えるかと思います。欲しい人には大チャンスかと!
F12の売り物は、
24台
最高値は、走行が5000キロの3130万円(車両本体)、つまり価格差は750万円です。一時は価格差が2000万円もありましたからね。やはりマーケットは正直です。こちらも2000万円前半という安い個体もあるので狙っていた人には手が出しやすい価格帯になってきたかと思います。フェラーリ最高峰のV12エンジン搭載ですから。
そして人気沸騰していたPISTAですがこちらの売り物は、
12台
一時期もっと出てましたね、確か。これは欲しい人にはチャンスかもしれません。上手くいけば5000万円くらいで買えるかもしれません。おそらく一気に日本割り当て分がデリバリーされたのと、ピスタスパイダーが納車されクーペを手放す人が出てさらにコロナ禍で需給が崩れたのかと思われます。マーケットが落ち着けばおそらく6000くらいの相場になるかと。落ち着けばね。今後底抜けする可能性もありますがスペシャルモデルは鉄板ですからね。
フェラーリでさえこういう状況ですからね。ランボルギーニ、マクラーレンは大変なことになってると思います。
スーパーカーが欲しい人には絶好の買い場到来か!