皆さん、
憧れの車ってあったと思うんですよね。
おそらく免許を取る以前、免許取り立ての頃の車が憧れの車ではないかなぁと思います。
フェラーリだったら、古くはBBとかF355とか
ランボルギーニだと、ミウラとかカウンタックでしょうか?
ポルシェなら、私の世代だとやはりポルシェ・ターボですよね。
最近はフェラーリのクラシケに代表されるように各メーカーとも古い車を大事にする取り組みが増えて来ており素晴らしいことだと思います。
車の価値が上がりすぎて、気軽に乗れなくなったフェラーリオーナーは私の周りにゴロゴロ居ますけどね。
世界で一番古い自動車メーカーと言えば、
メルセデス・ベンツ
昔は「ザ・高級車=お金持ち」の代名詞でしたね。
会社社長かお医者さんが乗ってるくらいでサラリーマン家庭には縁遠い憧れの車でした。
最近のイメージはだいぶフレンドリーで、お値段も新車価格で国産車より安い車もラインナップされています。
しかし、
最近でもネガティブなニュースに出てくるメルセデス・ベンツは依然として高級車です。
中古のベンツなんて国産新車よりはるかに安いのにねぇと思いますが。
そのメルセデス・ベンツでは、フェラーリなどと違って、ディーラーさんで20年以上前の古い車を扱うことはなかったと思います。
つまり、マーケットを作ってこなかったということでしょう。一部のエンスーや愛好家の人はいたのでしょうが、オープンな価格形成がなかったのかなと思います。
となると、古い車に興味を持ってもなかなか手を出しにくいってところだったのでは?と思われます。
こういう古い車を扱ってる大多数の業者さんってのは、企業としての信用力も低いしどうも胡散臭く見えますよねぇ。
特にメルセデス・ベンツのクラシックカーとなると、ペブルビーチに出展できるレベルとなると非常に高価で世界中のセレブが狙ってますからね。
メルセデス・ベンツ・ジャパンでは、往年のメルセデス・ベンツを末永く乗るための取組みを実施しているそうです。
まずは2016年1月から車齢約 20-30 年のモデルをオリジナルに近いコンディションに再生する「ヤング・クラシックリフレッシュプログラム」を開始、さらに2016年10月からは、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で取り扱うクラシック及びヤング・クラシック専用サイト「ALL TIME STARS」を立ち上げたそうです。
そして昨年の11月にはメルセデス・ベンツ浦安にメルセデス・ベンツのクラシックとヤングクラシックの専門店がオープンしたそうです。
その名も
メルセデス・ベンツ浦安 ”ALL TIME STARS”
専門のメカニックがそれぞれの個体を入念にチェックし車両状態を詳しく説明してくれるそうです。他には浜松にあるようです。
ちょっと在庫を見てみると、20年以上前に憧れたものの自分には早すぎると思った車たち、
1992年の600SELとか96年のE320ステーションワゴンとか97年のSL500とかが、大体500万円を切るプライスで売られているようです。
街の中古車屋さんで売られている車はもちろんその半額以下なのでしょうが、購入後のメンテナンスにかかる費用を考えると怖くてなかなか手は出せません。
ディーラー主導でこういった古いが状態の良く履歴のしっかりしたメルセデス・ベンツにもきっちりとしたオープンな相場が形成されるのは非常に良いことではないでしょうか?
もちろん新しい車も良いのですが、こういった車を普段使いで乗るのもお洒落ですよね。
余裕があればいつかはクラシックにも行きたいですが、まずはヤングクラシックから入るのもありかなと。
そのうちメルセデス・ベンツのみならず車の主流は、
ハンドルなし、アクセル&ブレーキペダルなしの車になるでしょうから。