ケニア旅行での目的は、もちろんサファリ・ツアーです。
Big Fiveを見る事です。
動物園で見るのは簡単なんですが、本物を見に来てるわけですからね。
Big Fiveとは以下の動物です。
- ライオン
- 象
- バッファロー
- 豹
- サイ
今回のサファリ・ドライブでは遭遇が難しいと言われる豹も含めて上記の動物は全て見れました。
さらに、ヌーの大群、キリン、カバ、ワニ、ハイエナ、ダチョウ、フラミンゴ、シマウマ、ヒヒやガゼル等々見応えありましたねぇ。
雌ライオン1頭での狩りのシーン、シマウマの群れを襲おうと距離・間合いをジリジリと縮めていくのですが、いち早く気づいたシマウマは群れをコンパクトな円形の陣形にします。群れのリーダーでしょうか。ライオンの方に立ちはだかる様に正対しながら、緊迫の駆け引きはなかなかの見ものでした。結局ライオンは襲撃を諦めました。
象の群れはいっぱい見れましたね。目の前で食事中の象をじっくり見れたのは👍でしたしキリマンジャロをバックにした象の群れ、まさにアフリカでした。
バッファローは強いです、通り道にいたカバを一蹴したシーンに遭遇しました。
豹は美しいですね。目の前を横切ってくれました。超ラッキーでしたが集まるギャラリーをものともせず堂々とした姿はやはり本物の迫力でした。
サイはシロサイ、クロサイとも見れましたね。絶滅しそうだったとのことで遭遇率は高くなくそれほどの頭数はいないようです。何でもツノが最高の漢方薬らしく中国人により乱獲されたの事でした。
さらにカバも見たかったのでボートサファリも行ったのですがカバの雄同士の迫力ある喧嘩のシーンも見る事が出来ました。
しかし6日間に渡ったサファリ・ドライブのハイライトは、チータでした。
Cheetah
それは帰国する日の朝の最後のサファリでした。たくさんの車が集まっています。しかし動物は何も見えない!
つまり肉食獣がいるってことです。
オフロードのルート上の車列に向かって車を入れていきます。しかし、
何も見えない!
ガイドさんに何がいるの?って聞いてみると、
「チータが寝ていると。」
どこ?どこ?って感じで豆粒を発見するも油断すると見失う様な距離感です。
そのまま時は流れて、動くわけでもないしどうしたものかと思っていたらおもむろに頭をあげます。
双眼鏡で確認して、見れたねと。「そろそろ行こうか?」とガイドさんに、
これから狩りをするから見てましょうと。
そこからチータは立ち上がり散歩するかの様にゆっくりと歩いていきやがて視界から消えました。
その消えた先、数百メートル離れたところにガゼルの群れがいました。
あれを襲うのか?
明らかに群れの先頭は警戒しているかのように見えた瞬間、
群れは一斉に私の視界の左へ走り出しました。
速い!
しかし視界の右から現れたチータ、
恐ろしい勢いで加速していきます。その瞬間、世界中から集まったギャラリーからはおおっと歓声があがりました。
見たことのない速さです。ウサインボルトどころか明らかに車、それもフェラーリより初速が速い!
ゼロスタートからの100メートル、それもオフロードという条件でチータに勝つことは不可能ではないかな??
恐ろしい勢いで加速してあっという間に一頭のガゼルが餌食になってしまいます。ガゼルも決して足が遅いわけではないのですが、チータの本気の加速を見れました。
その瞬間をはっきりと目に焼き付けました。本物の迫力はプライスレスかと。残念ながらビデオには撮れなかったのですが面白いものを見つけました。
チータの速さの一端を見ていただくにはこちらをご覧ください。