皆さんの中には、お子さんがいらっしゃる方もいるでしょう。
男の子は小さい時は、パパがスーパーマンですよね。
何をしても、
彼にとっては「スゴい」下から見上げる眼差しは「リスペクト」に満ちています。
それが彼が成長するにつれ、親父の実力が知れていきます。
私の場合、メッキが剥がれるというか、ハッタリがバレるというか。。
家でも昔の家父長制度の時代のように常に威厳を持った父親像を実現している方っているのかなぁ。。
我が家でも、可愛かったぼくちんですが、
小学校高学年の時には「サッカーやろうか」と誘っても「パパとやると面白くないんだよね」、「下手だから」とドストレートをハートに叩き込まれ、
中学校の時には、長距離走はもとより短距離走でもブッチ切られ、それではと自転車のヒルクライムで勝負しようと、財力を生かし超軽量カーボンフレームの電デュラ装備のロードバイクで勝負するも、最初の登りストレートでブッチ切られ最初のコーナーを回ってからの一人旅。。ダウンヒルはブッチ切りで勝ちましたがねぇ、体重差で😁
高校の時には、すでにほぼ全ての教科の勉強で教えてあげれない状態で、私が英語で喋っているとLとRの発音を直され、「パパの英語は聞き取りにくいんだよねぇ」と純ジャパニーズの私のハートはえぐられ、
そして高校を卒業し、気がつけば身長も180センチを超え、いつも見下ろされている状態。
男の子は身長で親父を超えると明らかに変わりますよねぇ。かつての自分もそうだったように超えてはいけない何かを超えてしまったみたいな、寂しいような嬉しいような複雑な感情。。
さらに結構モテるんですよ。。スゴい可愛い子とデートしてるしなぁ。羨ましい限り!
彼に今や勝ってるのは、年収だけの状態かと独りで開き直っていたのですが、
ここにきて、親父の威厳を取り戻すある出来事が。
そう
「自動車運転免許」です。
それも「一発免許」
高いお金払って、
教習所に行って実技試験免除をもらうのではなく、運転免許試験場で実技試験を受けて免許取るアレです。
私の時代ではもちろんAT限定免許なるものは存在しない時代で、それも男子たるもの「一発免許」でしょ、というのが当然のムードでした。
仮免許の実技試験の合格までの回数が、
平均で5回から7回くらいでしたね、私の周りでは。
ちなみに
私は2回で合格しました。
これは当時、相当な自慢ネタでした。さすがに1回で通るやつは皆無でしたからね。
うちのボクちゃんじゃなく、彼も免許を取りに行くために最安値の教習所を見つけたと。。
費用が、約14万円ということで、確かに教習所としては安いねえと思ってよくよく聞いてみるとそこは、
一発免許をサポートする教習所でした。
初日にいきなり3時間もマニュアル車を運転してきたそうで、
「マニュアル車って難しいね」と
「でしょ、男はマニュアル車、乗れないとね」と私
彼が小さかった頃、マニュアル車で峠道を下手なヒール&トウを駆使して酔わせてしまったことがありますが、
久しぶりの会話とレスペクトの視線。
やっぱり親父はマニュアル車乗っとかないとねぇ
と思った次第です。