今や自動車業界のキーワードは、
CASE
- Connected
- Autonomous
- Sharing
- Electronic
スーパーカーの好きな人たちはあくまで自動車産業の中では、亜流で今後はますます少数派になっていくのでしょうね。
日本が世界に誇ってきたカーナビ各社の業績はガタガタ。
まさにかつて技術のガラパゴスと言われたドコモのiモードのような状態。世界のディファクトを取りマーケットシェアを取る発想がなかったのか能力が足らなかったのか。
「C」のコネクトの分野ではWazeのような会社がどんどん出てきて金に物を言わせる大手ITプラットフォーマーの傘下に収まる傾向があるわけです。
「A」の自動運転の分野では、トヨタに代表される日本のメーカーも技術的にはかなり進んでいるのでしょうが、実証的な実験という点ではアメリカや中国に大きく遅れているのでは?
Drive. ai
この会社は7月にテキサス州のフリスコ地域でオンデマンド型の実証的な自動運転のプログラムを始めました。このサービスでは、決められたエリア内の指定されたピックアップおよびドロップポイントで10,000人の人に対して日中の乗車のみを提供するそうです。
この自動運転の車はオレンジ色に塗装されており、「self-driving vehicle」と車体にはっきりと書かれています。また他の走行車や歩行者に認知してもらうために車体にボードがつけられています。かっこいいものではないですが、当初の取り組みとしては必要なんでしょう。データが溜まって安全性が十分に担保されればまさにSF映画で見たスマホ(これすらウエラブル機器に置き換えられるのか?)で呼び出して無人の車が迎えにくる世界がやってくるんですね。先日のエルサレムの状況と比べても日本は取り組みが遅れてますねぇ。
このDrive.aiは、フリスコ地域を含むより広範囲でピックアップサービスを開始するために、リフトと交渉中とのこと!
「S」の会社ですね。
Lyft
ご存知ですか?
Uber
この会社はもちろん知ってますよね?
世界最大のライドシェアリングカンパニー、配車サービスの会社です。今やファンド界の巨人になったソフトバンクが大型の投資をしたので有名ですね。日本ではタクシー業界に押されてパッとしませんが。
ただし現在、世界で最もホットな業種は、米国や中国や東南アジアにおいてもこの業態です。
最近ちょっと評価を下げたUBERの会社の評価額がそれでも、
約7兆円
ここ急速に評価を上げているLyftは、
約2兆円
日本企業の巻き返しに期待したいところですが、完全に出遅れていますね。
そして最後の
「E」
EVメーカーといえば、Teslaですがここのところ散々です、しかしそれだけ世界中の注目を集めているということですね。
中国のEVメーカーNIO
なんとニューヨーク証券取引所への上場申請を行いました。昨年にはほとんど売上が無いような会社ですが、公募調達額は、
18億ドル(2000億円)
大株主はあのテンセント
米中貿易戦争の最中で微妙なタイミングですねぇ。
とにかくこのCASEを満たすものが将来の自動車業界の勝者となりそうですね。それは既存の自動車メーカーではないかもしれません。
Drive.aiはこちら