あなたが、
「いつか欲しいものや、したい事は何ですか」
と尋ねられたら何と答えますか?
ハーヴァード・ビジネス・スクールでコンサンプション・ドリーミング調査と名付けられた実験が以前行われたそうで冒頭の質問が参加者にされました。
資本主義経済にどっぷり浸かっている我々にとっては、
消費≒幸福と捉えがちですね。言い切れる人もいるとは思いますが。
人生の幸福とはそれだけではないとわかっていながらもそこにやはり幸福感の大きさを感じる人は多いのではないでしょうか。
私もどっぷりその口で間違いありません。
さて、冒頭の質問の結果は、従前の予想に反して参加者の性別、収入、学歴や生活水準が違ってもその答えはそれほど違わなかったそうです。
参加者のほとんどの半数の44%が、
何と「新車」と答えたそうです。
約30%がヨットや骨董、宝石やブランド物の服だったそうです。そして16%の人が何でも欲しいものを買えるだけのお金と答えたそうです。
そして何とさらに面白い点は、参加者が欲しい品物だけでなく、例えば新車が欲しい人は具体的に
「黒のポルシェ911カレラS」というふうに具体的に回答していた事だそうです。
これはアメリカの調査なのでそのまま日本人に当てはまるのかどうかはわかりませんが、
「新車の購入」がトップに来るとは個人的には意外な感じがしました。何でもできるくらいのお金より上位にあるわけですからね。
人間の一生の消費つまり購入するものの中で、金額的には家が一番大きいのでしょうが、何度も何度も買うものではありませんね。
すると定期的に何度も買い換える自動車の購入は人間の幸福感を満たす上でも大きなファクターであるという事なのでしょう。さらにアメリカでは自動車がないと生活できないという事情もあるのかなあと、とにかく国土が広大で公共交通インフラも整っていないところがほとんどですからね。
それだけ自動車そして自動車がある生活、つまりカーライフというのは、人間にとって人生そのものを豊かにするために大事な存在だという事ですね。
まさに現代文明の以前の時代における馬であり牛なのでしょう。日本でも馬の取り合いで戦争になることもあったようですからね。このブログを見ているあなたならそこに異論はないと思いますが。。
来日していたサウジアラビアの王家の人ならその物欲を有り余るお金の力でいとも簡単に解決できるのかもしれませんが、世の大多数の人はそうではありません。
このカーライフをもっと充実させようというのが本サイトの目的でもあるわけですが、
昨年度2016年の日本における輸入車の登録台数は、343,673台で対前年比で約5%アップと好調でした。
特にメルセデスやBMWに代表されるようなプレミアブランドは大好調でした。
一方で、軽四輪車は、1,334,912台と対前年比で11%のダウンです。
2014年の1,838,991台からみると、何と30%近くも販売がダウンしています。
税金の話が大きかったとは言え、車の販売を見ても二極化が進んでいることは間違いありませんね。
一方で都心部を見渡すと、高級車だらけです。デパートやホテルの地下駐車場を見る限りとても景気の悪さは実感しないんですが。。
持続的な経済成長を考えると車産業の存在は大きく、個人消費に占める割合も大きい。さらにこういう消費性向が多くの人に広がると景気も良くなるし、それぞれがよりハッピーな人生を送れるのではないかなぁと思います。
結局、
人生とは、時間です。
不老不死の薬がない以上、誰でも簡単に人生の残り時間をある程度の確率で計算できますよね。
すると、
人生とは何を経験するかですね。全てはご縁です。