久しく国産車に乗っていない私。。
国産車をバカにしているわけではありませんが、
友人から、
「86/BRZレースを富士に見に行きませんか?」
とお誘いを受けた時も、
高速サーキットの富士で所詮素人のアマチュアが乗る86/BRZじゃ面白くもなんともないのでは??
と思って全く期待せずに出かけてきました。
このレース、名前の通りトヨタの86とスバルのBRZだけで戦われるワンメイクレースです。
アマチュア向けのレースだと認識していたのですが、
現役スーパーGTドライバーの谷口信輝選手や織戸学選手や、服部尚貴選手や脇阪寿一選手などのトップカテゴリーで活躍されたトップレベルのプロドライバーも参加している
「プロフェッショナル」シリーズと
アマチュアドライバーのみが参加できる
「クラブマン」シリーズの2シリーズ制とのことで。。知らんかった。
まずは、クラブマンのエントリー台数を見てみると、なんと
96台も
えらい盛り上がりですね。あまりにも台数が多いので2つの組、AレースとBレースに別れてました。
予選タイムを見ると、A組が2分6秒台から2分9秒台ちょいまでの45台、B組がそれ以下のタイムでした。
非力なトヨタ86のほぼノーマルの車で2分6秒台とは速いですよねぇ。決勝スタート前のグリッドに行ってみると、
レースクイーンがいるチームもいてなかなか華やかでしたよ。
決勝のスタート前ですが、やはりグリッドには車が多いですね。スタート直後の1コーナーは大渋滞で見ごたえ十分でした。
とにかく車の差がないので予選のポジションが勝敗を決しますね。決勝は10周で行われ、面白いレースでした。
とにかく上位陣のドライバーはプロ?ってくらい上手い。ワンミスも許されない状況のテール2ノーズがずっと続くレース展開でした。
これはなかなか面白いということで「プロフェッショナル」クラスにも期待が持てそうなのでエントリー37台の予選タイムをみると、
なんと上から2分5秒台に20台もの車が!! さすがプロですね。
パドックに車を見に行くと、服部尚貴選手の車がありました。60番です。この草レース的な感じも良いですねぇ。日本にもモータースポーツが根ざしてきたのかなぁ。トヨタ自動車の貢献は大きい。
こちらのパドックとなっている駐車場では日本各地のディーラーからサポートを受けたチームでいっぱいでした。お国柄も出てて、浦和から来たチームかな?まんま浦和レッズの応援団のような雰囲気で。
86/BRZ PROクラスの決勝レースですが、非常に見ごたえがありましたね。プロによるタイム差がほぼない車同士の10周レースですからね、スタート以外で抜けるのかな??
1番手スタートの吉田広樹選手、2番手スタートの服部尚貴選手、4番手スタートの近藤翼選手の3台によるトップ争いが続きますが、服部選手がトップの吉田選手をセクター3でプッシュするのですが、性能差がない車なのでなかなか抜けません。3番手の近藤選手も先行2台のバトルの隙をずっと狙ってましたね。ヘアピン前で見ていたのですが、減速してないようなラインどりでコーナーリングが超速い!さすがこれで飯食ってるプロ。
最後の周回に入る前に、2番手の服部尚貴選手がサイドバイサイドでいくつかのコーナーを経て吉田広樹選手をかわして見事トップに!ぶつかりそうでぶつからないところもプロ同士ですねぇ。
最終周の最終コーナーでは吉田選手が服部選手に仕掛けアウトに膨らんだところで近藤選手がインを取って2番手になったかと思いましたが、吉田選手はなんとか逃げ切り2番手でチェッカーでした。
わずか10周のレースでしたがむちゃくちゃ面白いレースでした。服部選手おめでとうございます。
86、乗り手次第でホント速いですね。
年間では約1000万円もの費用がかかるそうなのでスポット参戦するのもありかな?
或いは
シェアして買っちゃうのもありかなあと友人たちと盛り上がった次第です。