今やフェラーリの主力モデルがV8ミッドシップモデルであることに異論を挟む方は少ないはず。
フェラーリの様に純然たるスポーツカーのみを少数生産しているメーカーにとって、先日発表されたSF90のような未知数のモデルを市場に問う事はとてもチャレンジングな試みであったと思います。
こういった試みができる背景にはV8スポーツモデルという稼ぎ頭がガッチリ屋台骨となって会社を支えているからなのは間違いないでしょう。
セダンやSUVが売上げを支えるドイツのスポーツカーメーカーとはこの辺りで一線を画しています。
このスポーツカーメーカーであり続けるというスタンスこそが我々オーナー達がフェラーリを愛してやまない理由のひとつなのかもしれません。
さて2月に発表された新型V8ミッドシップモデル
Ferrari F8 TRIBUTO
歴代フェラーリV8MRモデルからインスパイアされたというだけあり308〜488 PISTAに到るまでのエッセンスが満載の一台に仕上がっています。
現時点でF8をすんなり買うのは困難ですが…
既にディーラーでの内覧会で実車を見てはいたのですが、フェラーリジャパン主催のお披露目会のお誘いとなれば是が非でも行かなきゃですよね。
会場となったのはMOT(東京都現代美術館)
ユニークベニューでのイベントは心踊りますね🎵
微妙な立地ではありましたが素敵な建物でした。
入り口を抜け左手の中庭の壁面には跳ね馬が!
受付を通過するとV8 MRの元祖!308 GTBが…
そしてV8ターボエンジンの大先輩F40がお出迎え!
F8への系譜となる偉大なモデルですよね。
その先には鳥居を思わせる赤い回廊があり…
回廊を抜けると2016年から3年連続でengine of the yearを受賞したF8の心臓部3.9L V8ターボエンジンが鎮座し背面の仕切りの奥にゲストを招きます。
この日、MOTの1400平方メートルあるエントランスホールはこれから姿を現すF8と顧客のために特別ラグジュアリーな空間に演出されていました。
麗しいDJによる音楽もイベントに華を添えます。
いざ仕切りの中に入ると、見慣れた面々の姿が。
今回はかなりゲストを絞ったのかな?
見た感じ60組くらい。いつものJapan Premiereみたいな喧騒がなかったので落ち着いた雰囲気のなか旧知の仲間との交流ができました。
FJのDonato氏による挨拶とプレゼンが!
たどたどしい日本語ながらもユニークな彼の人柄がわかる実に爽快なプレゼンテーションでした。
会場内のボルテージも上がりアンベールの時が…
暗闇の中からF8 Tributoの輪郭だけがプロジェクションマッピングで浮かび上がり、徐々に全容が露わになるという演出はさながら映画『トロン:レガシー』の様で格好よかったです!!
多少の事では驚かない目の肥えた富裕層を相手にアッと言わせるよう事前に入念なプランを練ってイベントを開催するのって大変なことですよね。
お世辞抜きに素晴らしいアンベールでした!
素敵なイベントに招待してくれたFJに感謝!
一部に普段フェラーリのイベントでは見た事もない場違いなラフな格好をした(インフルエンサーか?)集団が紛れ込んでいたのには興醒めしましたが…
彼らのうちの一人が悪ノリでF8に箱乗りしたのを見たときはフェラリスタとして実に不快でした!
もし本当のフェラーリオーナーだったら、たとえ広報車であっても丁寧に扱いますよね?
フェラリスタ云々以前に社会人として他人の車を本来の用途を逸脱した雑な扱い方するのってどうなんでしょ!?
こういう行儀の悪い連中を呼ぶくらいならもっとオーナーを招待すべきなのではないでしょうか。
フェラーリのpartyにインフルエンサーは不要!
思わず文句が出てしまいましたが、イベント自体や車に関しては文句のつけようがなく良かったです!
うん! この顔カッコイイよね!!
Midas