「Mercedes-Benz Connection」
ミッドタウンのバーニーズの近く、乃木坂にありますね。
東京在住でこのブログ読者のあなたなら行ったことあるのではないでしょうか?
大阪にもJR大阪駅の駅前にあるそうですね。
「つながる、つなげる」がコンセプトだそうです。
レストランやカフェもあったりして、なかなか贅沢な空間ですよね。都心の超一等地にこんなコンセプトのお店を展開できるとは
さすがに
メルセデス・ベンツだなあと思います。
私も時間を見つけてちょこちょこ寄らせてもらうのですが、何と言ってもこちらの最大の売りは、
Trial Cruise
いろいろなメルセデス・ベンツを試乗できることですね。
昨年はこの都会のど真ん中に特設オフロードコースも設置され、Gクラスで45度の斜面を登るという企画もありました。私も体験したんですが、ジェットコースターより怖かったですよ。実際、Gクラスでこんなところを走る人は日本にはほとんどいないんでしょうが、世界のセレブは本当に本気のオフロードに行きますからGクラスが必要なんですよねぇ。
さて今回の試乗は、メルセデスAMGが誇る、
「Mercedes AMG GT」に試乗してきました。
都内でも非常にレアな車ですね。ほとんど走っているのを見かけませんねえ。
フェラーリやランボルギーニはもとよりマクラーレンよりも希少性ありかと思われます。
まずはこの外観ですが、
私の友人間でも大きく意見が割れるところですね。個人的にはこのダイヤモンドホワイトの外装色で都会的にさらっと乗るのはお洒落かと。
かなりのロングノーズですが、
前後重量配分は47/53
フロントエンジンでありながら、フロントをリアより軽くしています。この重量配分を実現するために、トランスミッションをリアアクスルに配置。
なんちゃってなスポーツカーではなく、メルセデスAMGのリアルスポーツcarです。
フロントから車を見ると、かなりのワイド&ローでなかなか迫力の面構えで個人的には好きです。高速道路でルームミラー越しに迫ってくると思わず車線を譲りたくなるようなツラ構えだと思いませんか?
リアはなんかポルシェ911に似ているように見えるのは私だけでしょうか。。
さて乗り込んで見ると、運転席周りは普通のメルセデスって感じであまりスペシャル感は感じません。ここはちょっと残念なところかなぁ。
ナビ画面が大きいのは最近のメルセデスの特徴でもあり良い面でもあるのですが、リアルスポーツカーとしては、この画面の飛び出しが気になります。せめて収容できれば良いのですが。。
乗り込むには結構な幅のサイドシルがあります。そしてシートはかなりバケットな感じでホールドは良さそうです。座って見るとフロントの視界は狭いです。明らかにフェラーリ488より悪い。フロントウインドウが狭いので太陽の光は気になりにくいとは思いますが。。
助手席との間にあるコンソールに幅があるので、デートでいちゃつきたい人には不向きかと。笑
それではメルセデスAMGの4.0ℓ V型8気筒直噴ツインターボエンジンを乗り込んでの始動ですがこのエンジン変わった構造してます。
2つのターボチャージャーがエンジンのVバンクの内側に配置される「ホットインサンドV」レイアウトを採用しています。
このエンジンルームの前側部分はほとんどスカスカでエンジン本体はキャビン側にかなり寄って積まれています。
下の写真を見ていただくと、ターボチャージャーがVバンクの内側に見えますね。これでサスペンション周りで狭くなったところにもかかわらずエンジンをフロント後方に押し込んでいるんですね。その結果、前後の重量配分を最適化しています。さすが、理詰めのメルセデスさん。
今回の試乗車のAMG GTでは462PS、ハイスペックバージョンのAMG GT Sでは510PSだそうです。
この数値自体は、今となっては平凡とも見える数字です。天下のメルセデスですから、スペック重視でパワーを出そうと思えばやれるとは思うのですが、バランス重視で敢えてパワーは抑えているんでしょうね。
エンジンを始動してみると、
メルセデスV8ツインターボエンジンからの独特の排気音、ここは大きく好みが分かれますね。アイドリングからしてかなりワイルドです。
さて、
このクルージング(試乗)コースですが、乃木坂から青山通りに出て右折、赤坂見附でUターン、青山1丁目を左折して外苑西通りを走り、星条旗通りを右折して戻ってくるというコースです。距離的には、5キロほどで時間的にも10分ほどなので多くは語れないですが、感じたママに記したいと思います。
ハンドリングはこの手のリアルスポーツカーとしては軽めです。ややダルな感じ、あくまでフェラーリ488に比べてですが。購入層が50代以上の富裕層の2台目、対抗がメルセデス・ベンツSLとの事なのでこのような設定なのでしょうか。
サスペンションは硬めです。コンフォートモードでもフェラーリ488のウエットモード(コンフォートモードでもある)より硬いです。
このメルセデスAMG GTのAMGダイナミックセレクト(いわゆるフェラーリのマネッティーノ)で選べるのは3種類で、
C(Comfort)、S(Sport)、S+(Sport Plus)
短い試乗なので、基本的にはS+状態ですが、シフトチェンジは素早く、ダウンシフト時のブリッピング音はなかなか良かったですよ。気分は、ルイス・ハミルトンか。。
あまりにも短い試乗なのでそれ以上は何とも。。
ただし全てにおいて余裕を感じさせる車ですね。フェラーリやランボルギーニもいいけど、もちろん買えるけどね、若いねえみたいな。。
それでは価格面を見ると、
メルセデスAMG GTの車両本体で、
1650万円
正直言って、もっと高い車に見えますね。
私は2000万円クラスだと思っていました。確かにGT Sだと車両本体は1930万円ですがそれほど外観上の違いはないかと。。
この価格ゾーンだとガチで対抗は、
ポルシェ911カレラS と レクサスLC500でしょうか?
911カレラSの7速PDKで1584万円
レクサスLC500 S packageで1400万円
総合面で購入を普通に考えれば、
ポルシェ911でしょうねぇ。
ただし、
ポルシェ911の難点は都内では誰でも乗ってる、そこら中に走ってる没個性かなぁ。スペシャリティー感はないです。逆にそれが良いという意見もありですが。もちろん性能面、リセールバリュー考えると多くの人がこの車を選択するのもよく分かりますし、私もこの3車種だとポルシェにすると思います。
レクサスLC500は、外車NGの人や、トヨタさんとお付き合いがある人には有力な選択肢ですね。とにかくカッコいいです。そしてエキゾースト音はフェラーリオーナーの間でも評判になるぐらい👍、かなりのレクサスファンもいるのでリセールも悪くないのではと思います。
一方で個人的にはLC500hは、1450万も出して買う車ではないと思います。これ買うなら、プリウスで良いかと思います。
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それでは、メルセデスAMG GTはどんな人向きか考えてみると、
普通が嫌な人で都会に住む富裕層の人の休日用の遊び車としてなら、メルセデスAMG GTの選択もアリとなるでしょう。この車は田舎は似合わないかと。気になるのは、リセールですね。。メルセデスAMGは良くないですからね。本当の余裕のあるお金持ちが乗る車かと思います。
メルセデスAMGにじっくりと触れたい方はこちらの記事を
さて、
試乗を終えた後は、お腹も減ったので、メルセデスベンツ・コネクション2階に併設されているレストランで
メルセデスバーガーをオーダー
これがね、なかなか美味しいんですよ。