車をドライブするだけでなく乗せてもらう、乗せてあげるにしても
乗り心地は重要ですよね。
へたったサスペンションの東京無線のタクシーの後席ほど酷い車はなかなか無いかと思いますが。
昔のスポーツカー、NSXのタイプRに乗った時は、食後という事もありもどしそうになりましたよ。
特にラグジュアリーな車では、Comfortは、車を選ぶ上で最重要なファクターの一つかと思います。
最近では、メルセデス・ベンツの
「AIRマティックサスペンション」
に代表されるように各プレミアメーカーでは連続可変ダンパーとエアサスペンションを電子制御して快適性と俊敏性の二兎を追いながらも高いレベルで両立させています。これは乗ってみるとよくわかります。特に後席に!
「いつかはSクラス」と思った次第です。
そのSクラスの中でも、コーナリング時に車両がコーナー内側に傾くダイナミックカーブ機能を搭載した
「マジックボディコントロール」を搭載した車種があります。S600ロングとAMG S65ロングに標準搭載でS560ロングにオプション設定(529,000円)です。
これはフロントガラスにあるステレオマルチパーパスカメラで前方の路面の詳細な凸凹を検知する「ロードサーフェススキャン」によって完璧な乗り心地を実現しているそうです。
ただしカメラを使っているので視界条件により作動しないことがあるそうです。実際、このマジックボディコントロール搭載車には乗ったことないのですが、どんな乗り心地なんでしょうか。
技術の進歩は止まらず、未来の車はさらに
繋がる=Connect、共有する=Shareことによって、
自由=Freeで快適=Comfortになりそうですよ。
MIT(マサチューセッツ工科大学)が資金提供するベンチャー企業の
クリアモーション社は、高性能な車両サスペンション・システムを市場に投入するそうです。
この「スマート・サスペンション・システム」ですが、元々は、あのBOSEによって長い年月をかけて開発されてきた技術で自動車のアクティブモーションコントロールに関して取得した特許の数が300以上だそうでとにかく凄い。
https://youtu.be/mdlpRAB0Guc
クラウドに接続されることによってこのスマート・サスペンション・システムはより完璧になると。
つまりスマート・サスペンション・システムは、高度なセンサーで路面状況を記録、アルゴリズムは道路状況を瞬時に読み取り適応し、クラウド・ネットワークを介して道路の状態を他の車両と共有するそうです。
これは道路に補修が必要な時とか、避けなければならない事故や陥没等の障害情報をこれからその道を通るであろう車に事前に知らせることが出来るわけですからより安全なドライブが可能になるわけですよね。凄いなぁ。
こういうシステムはより安全な自動運転を実現する社会には不可欠な技術でしょう。実用化されると自動車の中の移動空間が、
休息場所である寝室、仕事をする書斎、テレビを見たりゲームを楽しむリビングルームになりますね。
最終的には無人タクシーにおける不可欠なテクノロジーとして確立されるのではないでしょうか?
この会社、日本のブリジストンともパートナシップ(出資?)を結んでいるそうで内外の投資家にも注目されている企業だそうです。