先日の国政選挙も結果については大きな波乱もなく終わり、結果的には自公政権の想定外の大勝利で株価も堅調なようです。
「アベノミクス」
いろんなご意見があると思いますが、今後しばらくは続きますね。
政府の経済政策の動向は我々の
生活≒収入
に直結しますから今後の動向をチェックされている方も多いと思います。
「アベノミクスの第三の矢である成長戦略は、革新的技術を活かして新たな需要の創出と生産性革命をもたらすとともに、一人一人のニーズに合わせたサービス提供によって社会課題を解決する「Society 5.0(ソサエティ5.0)」を実現します。成長戦略で明るい日本に!」
Society 5.0とは、
①狩猟社会、②農耕社会、③工業社会、④情報社会に続く社会で、
第4次産業革命(IoT、ビッグデータ、AI、ロボット、シェアリングエコノミー等)のイノベーションをあらゆる産業や社会生活に取り入れ、必要なモノ・サービスを必要な人に、必要なときに、必要なだけ提供することにより様々な社会問題を解決する社会だそうです。
なるものが、6月9日に閣議決定されています。今後は政府の戦略的な投資の方向性はこれに沿って動いていくということです。もちろん既存の規制やそれに巣食う抵抗勢力との戦いになるわけですね。
卑近な例で分かり易いのが、モリ・カケのカケの獣医師業界でしょうか。非常に面白い内容なので、長いですがご興味のある方、特に経営者・投資家なら一読をお勧めいたします。
この中で戦略分野として取り上げられているのは、以下の5つです。
- 健康寿命の延伸
- 移動革命の実現
- サプライチェーンの次世代化
- 快適なインフラ・まちづくり
- Fin Tech
シェアリングエコノミーについてももちろん触れられているのですが、日本での物足りなさはありますね。
しかし、米国や中国に目を向けるとこの波はやがて日本にも来るでしょう。
先日も米国のライドシェア業界2位のリフトはグーグル系のベンチャーキャピタルから1000億円超の出資を受け入れたと。
首位のUBERはソフトバンクからどうやら数千億円から1兆円近くの超巨額出資を受けそうですね。
とにかくライドシェアの業界地図を眺めてもプレイヤーの名前は豪華です。
ダイムラー、GM、フォード、トヨタなどの自動車大手はもちろん、グーグル、アップル、アリババ、ソフトバンクなどのIT大手企業と。。
なぜか?
米国や中国などの世界経済の中心では、シェアリングエコノミーの市場規模が急拡大しているからですね。
日本ではエアービーアンドビーやウーバーも活動を法律で制限されているので、市場規模は500億円にも満たず微々たるものですが、中国ではすでに60兆円規模で今後数年で100兆円を超えると言われています。
自動運転技術の動向も含めて業界地図はまだまだ混沌としていますが、ライドシェアリングはやがて大波=外圧となって来るでしょう。日本のタクシー業界が抵抗勢力となるのでしょうが。。
すでに羽田国際空港に降り立つと、中国人が派手にライドシェアやってますね。日本流にいうと白タクの違法行為ですが、決済も全てキャッシュレスで実質的に摘発することは不可能でしょう。
インバウンドをうたいながら、日本人にはそのビジネスチャンスがないとしたら、本末転倒だと思うのですが。。
フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、ベンツ等でライドシェア&カーシェアってのもアリでは?と思ってるのが当サイトの趣旨です。
もちろん相手次第ですが。。