フェラーリのエンジン単体での最後となるであろうV8ハードモデルの
「488 PISTA」
488PISTA
各方面から色々と情報が出てきていますが、フェラーリーオーナーのみならずスーパーカーオーナーには気になるところは、
車両本体価格でしょう。
今後のスーパーカーの市場価格のベンチマークになることは間違いないですからね。
そこで本日は大胆にその価格を予測して見ましょう。数字が多数出てきますがご容赦ください。
まずは、前モデルの名車「458スペチアーレ」の車両本体価格は、
3390万円でした。
458speciale
オプション価格はキリが無いですが、平均で300万円ぐらいではないでしょうか。
ですからオプション込みでの乗り出しで3800万円前後かと思われます。
現在、セカンダリー市場での業者の売値が4000万円超なのでほとんど購入価格前後で売却しているといえ、値落ちが全くしない車と言えますね。
一方で、そのまた先代の名車「430スクーデリア」
3026万円です。
430 SCUDERIA
スペチアーレとスクーデリアのお値段の差は、364万円。
単純にこの差額を適用すると、ピスタに適用すると、
3754万円
この値段なら非常に良心的ですが？？
それでは別の角度から、
「458イタリア」の車両本体価格が
2830万円
「458スパイダー」が
3060万円
でしたから、そもそもクーペとスパイダーの価格差は、230万円でした。
クーペ対比でスペチアーレの価格は、＋560万円で
スパイダー対比で、＋330万円でした。
現行の488のお値段は最近値上げされ、
クーペモデルの「488GTB」が
3150万円（3070万円）
スパイダーモデルの「488スパイダー」が
3550万円（3450万円）
単純な458の時の価格差をクーペで適用すると、
3150+560=3710万円
先ほどのスペチアーレとスクーデリアの価格差による計算とあまり変わりないですね。
スパイダー対比で考えると、
3550+330=3880万円
そして12気筒モデルの「812スーパーファスト」の価格が、
4000万円（3896万円）です。こちらもほぼ100万円の値上げです。
つまり価格の下限は3700万円で、12気筒モデルの値段を超えた設定をしてこないでしょうから上限は4000万円でしょう。
3700万円台ならかなりの良心的な価格設定とは言えますが、
上場企業であるフェラーリ社の最近のスタンスを見るとその可能性は薄そうです。
そうして考えると3880万円を超えた価格設定となり、かつ深読みすれば、なぜ812の値段が4000万円に上がったかです。
ズバリ言ってPISTAの価格設定は、
3900万円台前半だと思います。
問題は、標準装備に何が付いてくるかでオプションの購入にどれだけ必要かです。
すぐに転売するような人にはそこはあまり大きな問題ではないでしょうが、PISTAを永く大事に乗っていこうと思っているユーザーにとっては大きな問題です。