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日本初上陸のフェラーリF8に乗ってみたが??

今、イタリアが大変な事になっていると連日報道されております。

Ferrari社によると、3月14日から3月27日まで工場での生産がストップしていましたが、27日新たに発表されたのは、

4月14日に生産を再開するとのことです。つまり1ヶ月の生産ストップってことですね。生産が速やかに開始されても、外航貨物航路において船員不足(ほとんど中国人とフィリピン人)で運航が大変なことになっているとの情報もあり今後の新車デリバリーに影響はあるでしょうが早い復活を望みたいところです。

さて先日、日本仕様の

F8 Tributo

が初上陸いたしました。

そこで早速、チョイ乗り試乗してきました。

向かったのは、コーンズ 芝

まずはご対面と。

F8 Tributo

ロッソコルサの外装色にルーフはネロのバイカラーとなかなかカッコいい外観で一目でフェラーリだとわかりますね。

それでは乗り込んでみます。

F8のドライバーズシートから

ステアリングに付随する機能ボタンの細かい変更点はともかく特に目新しさはナシ!

それではエンジンを始動するも、当然ながらこちらも違和感ナシ!

軽く都内を走ってみます。もちろん洗練されて乗りやすいしパワーも十分、音もPISTAより好きです。

さすがにどこにも走っていない車だけあり注目度は港区内と言えども高いが、なんて言うのかなぁ、進化の驚きがないんですよねぇ。488が素晴らしい車だっただけに同じと言うか、代わり映えしないと言うか。

かつての355から360、360から430、430から458そして458から488へと進化への変化幅は各々違いがありますがフェラーリV8ミッドモデルの革新性はさすがF1に君臨するフェラーリと思わせるほどに衝撃的でした。

しかし、今回のF8は488から比べてうーん、そんな進化の違いがねぇ。少なくとも都内をちょっと乗っただけでは革新性を感じることは全く出来ず、乗り味に関してはフェラーリ進化ナシ=古いなぁと。

2009年にデビューした458のシャーシを使った集大成モデルが488 PISTAだとすると、この同じ10年以上前のシャーシを使ったF8って何なの?ってところが素直な感想です。正直言ってマクラーレンに比べてシャーシ性能はかなり劣っていると思います。458に初めて乗った時には430からの進化にたまげたもんですがそれも10年前ですからね!

改めて外観をチェックしてみてまずはエンジンルームですが、488GTBと同じでしょ! フードは軽いけどね。

これは違いをアピールするためにカーボンオプション必須かと思います。

F8のエンジン

そしてフロントボンネットのSダクトですが、PISTAに比べて開口部はかなり控えめでありここもカーボンオプション入れないとかなり貧相に見える!

F8のSダクト

これは488GTBの後継モデルと呼ぶにはさすがに厚かましいのでは?と思った次第です。エンジンはPISTAと同じってところが唯一の売りかな。

488GTBオーナーが仮にF8に乗り換えるとして、

今後のF8の配車がどうなるかはわかりませんが直近の株式市場の乱高下でスーパーカーの中古車市場、フェラーリと言えども買取価格は下がっています。一部F8のみならず納車前のポルトフィーノにキャンセルも出ているようですからね。

488GTB、慌てて売却すると2000万円ちょいか?おそらくオプションてんこ盛りでも2500万円が良いところかなぁと。

一方でF8はオプションをそれなりに入れると乗り出しで4500万円!

その価格差は2000万円以上!

どこかで見た既視感がありました。

まさにF12から812 Superfastもデリバリー直後から性能差に対して異常な価格差がありましたが。。

結局全く寝かせてるだけ乗らない投機筋の方がいなくなれば車は好きで乗ってなんぼの人たちのマーケット・バリューになりますからね。価格差が正当化できるものが新型モデルにないと価格差は続きませんね。

現在の市況を考えると、488GTBとF8は個人的にはそれが正当化できるほどの性能差はないかと思います。

それでは今後の相場はどうなるか?

結局日本にF8が何台入ってくるのかってところになるんでしょうが。高値安定するかは??

仮に台数が制限されてあまり入ってこなければF8の新オーナーの方はそれはそれでラッキー🤞。

次期モデルがツボれば結局、実質的に最後のエンジンモデルってことで488の相場は安定するのでは?と思えなくもない。

過去最大、売れに売れた車ですからここから売却が増えると一気にマーケットを崩す可能性もありますね。懸念する材料は残クレで購入した人たちの3年目のロール時になるでしょう。今年から大量に発生するはずです。借り換えは容易なのでは?と思いますが、資金繰り苦しい人たちの投げ売りが出れば相場は一気に崩れるでしょう。

逆に買いたい人にとっては千載一遇のチャンスが到来するかもしれませんね。

488オーナーの方は慌てて売らない方が良いのではないかと思います。万能なスーパーカーとして非常に良い車ですからね。

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