(2019年6月25日 Updated)
F8 TRIBUTO
のジャパン・プレミアが6月25日に東京都現代美術館にて行われました。
その模様はこちらを
ドレス・コードは、Cocktail Attire とあったのでスーツを着ていったのですが、会場にはカジュアルな人たちも。正直言って、これってどうなの?って思いましたけどね。海外なら入れてもらえないでしょうね。この個体、すでに全国のディーラーを回って購入予定者のシークレット・イベントは行われていたので実車を見た方も多いかと。私も偶然、コーンズ 大阪にてこの個体(青)に遭遇しました。外から隙間越しに見えただけですが😅。 招待されてないので。
フェラーリ488GTB
の後継モデルである
F8 Tributo
そもそもこのTributoの意味には年貢って意味もあるようですが😅
掟破りの同一シャーシを3モデルに渡って使ったってことと関係あるのかな??
とにかく「トリビュート」の意味は、
歴代フェラーリV8エンジン・モデルへの敬意を込めたモデルってことなのでしょう。
搭載されるエンジンは、歴代V8モデル最高のパワーを誇る488 PISTAと同じエンジン、
488 GTBから大幅にパワーアップしただけでなく、
The International Engine of the Year Awards
2016年から断トツのWスコアで3年連続受賞しているわけですが、
Performance Engineのカテゴリーにおいて、過去20年の
Best of the Bestを受賞しました。👏👏👏
今後はフェラーリと言えども、HVさらにEV化を見据えているとは言え、
エンジン屋のFerrari としてこの最後のV8エンジン??は真骨頂と言えるのではないでしょうか?
別の言い方をすると、フェラーリのみならずスポーツカー好きなら、過去20年のベスト・エンジンの車に新車で乗る最後のチャンスだとも言えます。
F8 Tributo
488GTB対比で軽量化も果たしているので走りも十分に期待できますね。
そこで、都会のフェラーリオーナーには最も気になる
488GTB、488 PISTA、F8 Tributoのサイズと重量を見ておきましょう。
488 GTBの寸法が、
- 全長 4568 mm
- 全幅 1952 mm
- 全高 1213 mm
- 乾燥重量 1370 kg
488 PISTAが、
- 全長 4605 mm
- 全幅 1975 mm
- 全高 1206 mm
- 乾燥重量 1280 kg
F8 Tributoの寸法が、
- 全長 4611 mm
- 全幅 1979 mm
- 全高 1206 mm
- 乾燥重量 1330kg
488GTB 対比でかなり大きくなっています。
全長で約4cm、全幅で約3cm大きくなり全高で約1cm低くなっています。
PISTAを見ると、明らかに488GTBより一回り大きいです。
実際に会場でF8を見ると大きいですね。フロントはさらにワイド&ローで迫力満点かと。リアは好みが分かれますね。
一方で駐車場問題はさらに厄介で、リーズナブルな駐車場はスーパーカー難民による奪い合い状態。
乾燥重量はフェラーリの場合、かなりあてにならないのですが、少なくとも488GTBより軽くなっていることは間違いないでしょう。
欧州ではすでにデリバリーが始まっているようなのでマラネロではPISTAと同じラインで生産しているのでしょう。実質、PISTAと内容的にはそれほど変わらないですからね。アッセンブリーラインでもそれほどな手間はないのでしょう。
このF8トリビュート
いよいよ最後のエンジン単体モデル?ってことで興味がある人も多くすでにオーダーされた方も私の周りにもいらっしゃいます。
ディーラーにて購入の諸条件を聞いてきました。
セールスマン氏曰く、今回はかなり特殊な条件があると。
- お値段わかりません
- 納期わかりません
- クーペで予約オーダー後のスパイダーへの切り替えは禁止
- オーダーしてもデリバリーされるかわかりません
お値段は、3245万円で決まりましたね。消費税8%前提なので10%になると必然的に値上がりですね。2%増でも60万円ですからね。ちょっとしたカーボンオプションかと。
ある意味性能対比で考えるとバーゲン価格かもしれません。ただ標準オプションの内容が決まっていないようなのでカーボンてんこ盛りにするとそれなりの乗り出し価格になるのかな?
納期なんですが、現在マラネロでは生産ラインフル稼働でPISTAを生産中、(続々とPISTA生産中のメールを受け取っている方が私の周りでは発生中)これは受注残があった488GTB、スパイダーの生産は完全に終わったってことなのでしょうね。ただしF8の日本での年内納車はないようですよ。
最近マラネロを訪れた人によるとV8の生産ラインでは、F8はまだほとんど生産ラインにはないそうです。
さらに新型モデルであり812を超えるフラッグシップモデルとなるハイブリッドモデル「SF90ストラダーレ」もデビューしましたし新型モデルの受注次第ではF8 Tributo生産は影響を受けるのかな??
F8 Tributoのスパイダーモデルも秋には出て来るはずですが、受注はクーペのオーダーをした方が最優先との情報も。ただしクーペの今年度分の割り当て以上の受注を各ディーラー受けているようなので今はオーダーストップの状況です。
さらに、今回の異例さは、オーダーしてもデリバリーされるかわかりませんですね。それってどういうことなの?
通常、フェラーリの新車を購入するときは最初に予約金としておよそ車両価格の10%を収めます。PISTAだと400万円です。さらに本注文の時に購入額の20%に相当する額として追加で約500万です。しかし20%を収めても、ごめんなさい、生産されませんでしたって可能性があるそうです。
つまりF8 Tributoは短命なのか?となると希少車になる可能性があるのかも?
一方で、F8スパイダーも出るってことなので3年は生産するよって意見もあります。ズバリ今回の会場でのフェラリスタの意見ではフェラーリ、F8引っ張って最後にスペシャルシリーズを出して来るんじゃね?と。。 フェラーリならやりそうだ。そして他の車の購入を煽る煽る!
新型ハイブリッドモデルの受注次第でしょうが、上場企業としては受注が好調なら開発コストでも十分に元を取っているので生産するだけ儲けがでかいですよね。まさに車のアップルか!
どうなるんでしょうねぇ。。
コンフィギュレーターで色々と妄想を膨らますことも可能となってますよ。