Ferrari
のモデルラインナップで一番人気のあるモデルは、2シーターミッドシップであることは昔から変わらないでしょう。現行モデルでは、
F8
ということになり今だに当ブログにおいてもアクセス数が断トツですね。
クーペボディとスパイダーが歴代モデルにあるわけですが、
人気は圧倒的にスパイダーですね。
アルミ製リトラクタブル・ハードトップの屋根が初めて採用された458ではその傾向が顕著です。これほどまでにスパイダーが売れるのは日本特有のようですが飛ばし屋さんならクーペで決まりでしょう。
フェラーリはモデル毎の生産台数を公表しておりませんが、クーペとスパイダーのザックリした正規物の比率は一説では(あくまで私見です)
458 2:8
488 3:7
F8 4:6
とも言われております。現在、セカンダリー市場では、458Spiderの価値は鉄板というより岩盤の様な強さですが、今後クラシケが取れる頃になると希少なクーペが再評価されるのではないか?と思われます。とにかくクーペボディの正規物の良い個体が10年を経て少なくなってきています。また人生を共に過ごすような長期保有する車なら複雑な機構を持つスパイダーよりクーペの方が維持コストははるかにエコノミーです。またフェラーリ特有の経年劣化によるボディの緩み(例のミシミシ音)もクーペの方が緩やかでしょう。
さてその大人気のV8エンジンをミドに搭載した2シーターモデルの
F8もオーダーが既にストップしましたので新車でオーダーして購入できるチャンスは次期モデル(V6ハイブリッドとも噂される)以降となりますね。オーダーを受け付けてもらえなかった人も結構いらっしゃるのかなぁ。
F8の納車は来年いっぱいまで続くようですが、新型コロナの影響もあったのでしょうか、納期は結構かかっているようです。
Ferrari V8モデルの前例を破った
F8の禁断デビューが、
2019年3月のジュネーブモーターショーでした。
今回の納車ですがオーナー氏はまさにそのタイミングでオーダーしたとの事です。
ですから納車まで、
26ヶ月
ですね! 2年以上ですよ。長い!
今回、映えある納車という事で、六本木のフェラーリ正規ディーラー
Rosso Scuderia(ロッソスクーデリア)へGO!
個人的にはアウェイということもありますが、少し入りにくい雰囲気で独特の高級感がありますね。
受付を済ませ2階へエレベーターで上がります。内装全面皮張りで高級感のあるエレベーターですよ。
エレベーターを降りると五つ星ホテルのラウンジのようなスペースがあり、以前はなかったよな? と思っていたら比較的最近に改装があったそうです。オシャレで高級感ありますね。
2階フロアーに入りまずは目についたのは、
乗り込んでみると
なかなか未来的です。
エンジンの搭載位置は低いですねえ。
そろそろカスタマー向けの納車も始まるようですからオーダー中の方は楽しみですね。ちなみに写真のお車はオプションてんこ盛りで乗り出しは、約8000万円との事でした。フェラーリ首脳の話を時系列で見るとこれが実質的にはフェラーリV8ターボエンジンモデルのスペチアーレモデルとの解釈もありえますね。
その横には4億円で売り出し中のネロのJ50が鎮座してましたね。うーん凄いなぁ。かなり海外のコレクターに流れてるとの話もあるようですが要は希少性なんですね。性能ではこの価格は説明できないかと思います。
それでは1階に降りての納車ご対面です。
精悍な印象でいかにもフェラーリ然としていますが何か違和感が。。
よく見ると、これロッソコルサではないよね??
Rosso 70 Anni
70周年記念カラーだそうです。👍
結構カーボンオプションがてんこ盛りでした。488 Spiderからの乗り換えのオーナー氏曰く、
リアウインドウのF40をオマージュしたスリットにやられたと。わかります。
エンジンルームはまんまPISTAですね。
内装は、黒&赤のまさにフェラーリの王道ラインです。ザ・フェラーリって感じでレーシーでした。さらにパドルシフトとステアリングに赤のドリームラインと! 拘ってますねぇ!
オプション総額は、約1000万円
この5年で3台目の新車フェラーリとなるオーナー氏によると、
「次期モデルは、どうなるのかわからないので長く乗ろうと思ってます」との事でした。
おめでとうございます。大事に可愛がってあげてください。今度ツーリングご一緒しましょう。