昨夜はフェラーリの新型4人乗りシューティングブレーク
GTC4LUSSOT
(GTC4ルッソ T)
のジャパンプレミアに行ってきました。
すでに昨年のパリモーターショウで発表はされていましたが、満を持して日本での初披露となりました。
GTC4ルッソTは簡単に言うと先行して発表されたGTC4ルッソのエンジンがV12ではなく
V8ターボエンジンになったものです。
ただし、こちらのモデルは駆動がFRとなっており
ネーミングの『4』は4輪駆動ではなく4人乗りを意味するもののようです。
過去のフェラーリの市販車の歴史を見ると、「ベルリネッタ」と「スパイダー」などの場合を除き
『One body one engine』で
車種展開をしてきていましたので
『One body many engine 』
といった車種展開を
雲上ブランドのフェラーリが行ったことは衝撃的な事件でした。
ポルシェやベンツなど多くの会社では同じボディーに多種多様なエンジンバリエーション展開を昔からやっていましたがフェラーリにも合理化の波が押し寄せてきているのでしょうか。
いちフェラーリファンとしては寂しく感じます。
ともかく、会場で姿を現した3層塗装ブルーエレクトリコのGTC4 Lusso Tは美しかったです!!
GTC4Lusso Tは、比較的若い世代をターゲットにしているそうです。
ビジネスシーンからカジュアルな日常使いまで、これ1台でいかがでしょうか~って感じのコンセプトを提案した寸劇などもありました。
さて、今回のジャパンプレミアの会場は
代官山蔦屋書店のT-SITEにある屋外駐車場内の特設サイト(まあ、テントですね~w)
日中は暖かかったのですが、夜ともなると屋外のイベントはかなり寒くて参加者一同ブルブルと震えていましたね〜(^^;;
しかもトイレが蔦屋書店に行かないと無いという状況。
昨年のF1パーティーもこの代官山蔦屋書店の2階のAnjinというところで行われました。
フェラーリは非日常を楽しむ車だけあってパーティーの際はドレスコードが明記されております。
ですから顧客はドレスアップして来るのですが一歩会場を出るとモロに日常的な本屋の風景が広がり一気に興ざめします。
さらに、代官山のカジュアルな若者たちの中にミスマッチなドレッシーな御一行様は完全に浮いていて物珍しそうに見られます。
会場からの移動のタクシーも勿論ポーターが呼んでくれるでもなく、ディーラーマンか自分たちで車道に出てタクシーが通るのを待たなくてはなりません。(今年はタクシーが乗り入れていましたが)
CCC との絡みもあったり、会場費が安かったりするのでしょうがフェラーリの公式イベントのナイトパーティーで使うには正直なところ微妙なロケーションですね。
昨夜も他のオーナーさんやお連れの方から
「年々フェラーリジャパン主催のイベントのクオリティーが酷くなってるよね〜」
「昔はイタリア大使館でやったりホテルで着席式のディナーだったりしたのに…」
「フェラーリが本屋の駐車場のテントでパーティー!笑」
「寒いのにトイレも無いし!」
なんて不満の声が数多く聞かれました。
日本市場はほっといても売れるからホスピタリティーは二の次と思っているのかも知れませんね。
顧客が数あるメーカーの中からフェラーリを選ぶのは、単にクルマを所有するという以上にプレミアムな体験を期待しているからだということをメーカーも理解していないと、高いクルマを売るだけの高飛車な会社になっちゃいますね。
まあ、新興時計メーカーにありがちな商品クオリティーは見掛け倒しなのに、派手なイベントや広告や付加価値ばかり高めて本体価格が上昇しているようなパターンも微妙ではありますが…
芸能人を招いてのトークショーなんてのもあり、とてもキャッチーな雰囲気の会でしたね~ 😆
イベントについては否定的な意見しか聞けませんでしたが、今回はある意味で今までのフェラーリらしいイベントとは違ったカジュアル路線で個人的には面白かったですね♪
それに、GTC4 Lusso Tは、思っていた以上に格好よくて欲しくなりました!
これからも夢や憧れを持てる会社であって欲しいですね〜♪
GTC4ルッソの12気筒モデルについてはこちらを、
Ferrari GTC4 Lusso!オールラウンダーで優美なGTカー
Midas