サイトアイコン Free Life Share

メルセデスAMG G63はまさに陸の王者!

メルセデスG350d

雪道でのG350d

納車されてから

1年、1万キロ以上乗ってみましたが、

日常の足として街乗りでの取り回しの良さ、ハイウェイでの高速走行安定性、オフロードでの走破性とホント満足度が高い1台です。

特筆すべきは、満タンからの航続距離ですね。この重量級かつ空気抵抗の塊のようなボディですが低回転域からの強力なディーゼルエンジンのトルクで高速クルージングなら1000キロの走行可能でありながら決してトラックのようなかったるさはありません。

あえて不満を言うならオプションで選べる装備面でしょうかねぇ。Sクラスロングと比べるとどうしても見劣りがしてしまいます。シートベンチレーター、ステアリングヒーター、アームレストヒーター、リラクゼーション機能があればなぁと。硬派なGクラスにはそぐわないと言う考え方もありますが、寒冷地や長距離のドライブでは一度味わってしまうと有り難い装備なんですよね。

そこでGクラスの最高峰AMG G63がG350dとどう違うものなのか走り込んでみました。もちろんお値段はかなり違うのですが、現在Gクラスの販売を2分している両車で、私の知人には両方ガレージに納めている方もいらっしゃいます。

まずはG350d(ノーマルボディ)とのサイズ・重量の違いです車検証から見てみましょう。

G350d

AMG G63

長さ、高さは同じで車幅はAMGラインにすると同じです。機械式駐車場の最大幅は195cmが多いですからノーマルボディだと入ります、ただし最大重量が2.3トンまでのところが多いので微妙ではあります。

G63との重量差は、60kgの違いなので小柄な大人1人分ってところですが寸法的にはほとんど差はありません。

一方でエンジンの最高出力と最大トルクの違いですが、

G350d

AMG G63

こちらは圧倒的なパワー差がありますね。G63のパワーはスーパーカー並みで果たしてこんな過剰なパワーがいるのか?と思っていましたが。

G350dとの外見上の最大の違いはフロントグリルとサイド2本出しのマフラーでしょうか。

AMG G63(フロントから)

早速、まずは高速道路を走ってみます。街乗り試乗では味わうことが出来ない速度域となります。

AMG G63は街乗りではパワーがあり過ぎて車の挙動がギクシャクする印象でしたが、高速ツアラーとしては最高ですね。全くボディの重さを感じさせません。アクセルに軽く力を入れるだけで全くボディサイズや重さを感じさせず追い越し車線への移動や合流等もワープモードがあるかのようでスポーツカーのようにひょいひょいと走れます。こんな走りはG350dでは出来ません。ただし高速域での急ブレーキは車両総重量が乗員2名で約3トンとなりますから要注意ですね。フロントヘビーでノーズダイブも相当大きいのでビビってフルブレーキ踏めないドライバーもいるかもしれません。オンロードでの圧倒的な加速性能に対して減速性能は顕著に負けている典型的な直線番長ですがこの加速性能はどうしても病みつきになりますから理性を持ってこの車をドライブすることが必要です。被害者というより加害者になる可能性が高いですね。

高速道路では燃費走りも敢行したのですが、燃料消費量はそれほど変わらずむしろその抑制された燃費走りをすることがストレスとなる結果に。高速道路でもリッター7キロというところで普通に走っても変わらなかったです。

唯一の弱点は、燃費が悪いこと。この走りですから致し方ないとはいえ、郊外中心の走りでも満タンで600キロ走れるかなぁという航続距離でしょうか。都内では燃費は最悪でしょうねえ。でも日本全国の色んなところに行ってみたくなる車です。

富士山を背に湖畔に佇むAMG G63

御殿場ICを降りて、ワインディングも走ってみます。さすがにロールが大きいのでスポーツカーのようにコーナリングマシンではありませんが、V8サウンドはなかなか雰囲気があり走る気にさせてくれます。なんと言っても余裕のパワーとトルクで登り道もグイグイと加速します。湖畔について湖で富士山をバックに記念撮影、おっこれは湖に入ってみるかと。水深50cmくらいを横断してみました。湖畔にいた人々はビックリ😁してましたよ。車での入水XXかぁ? もちろん車内には水が一滴も入ってこずマフラーは水没してましたが全く問題なかったですね。

そして向かったのはオフロードです。かなり狭い山道それも勾配のあるオフロードの上り、下りも難なく走れます。比較できる車がありませんね。1台しか車が持てないなら間違いなく選びます。

まさに陸の王者

毎日乗れるどんな道でも走れるスーパーカーが、

AMG G63

まだまだEVには乗れないなぁと思った次第です。

G63とキャンプ

G manufakuturプログラムで世界で自分1台の車をオーダーしなきゃと思った次第です。いい目標ができました。

貴重な車両をお貸しいただきました、Kさん有難うございました。

モバイルバージョンを終了