以前、メルセデスベンツ・コネクションにて
AMG GTを試乗したわけですが、その時の記事はこちらを
今回はAMG GTのハイスペック版の
「AMG GT S」
主要諸元のテクニカルスペックを見て見ると、
「GT」も「GT S」も全くの同一サイズです。
- 全長 4550mm
- 全幅 1940mm
- 全高 1290mm
ドアミラーまで含めた全幅は、2080mmです。
wide&lowの面構えでもっと大きく見えるのですが、
全幅は1950mm以内というのは都会でのパーキング事情を考えると有り難いですね。パレットにも余裕で乗ります。
「GT」「GT S」とも
心臓部分のエンジンはホットインサイドVレイアウトのV8ツインターボで排気量は、3982ccで同じです。
2つのターボチャージャーがVバンクの中、シリンダーヘッド内に収まっている独特の形状のエンジンです。
車両重量も、両車とも、1670kgで同じです。
では違いは?
まずは最高出力と最大トルクですね。
GTが、462PS/6000rpm、61.2kg・m/1600~5000rpm
GT Sが、510PS/6250rpm、66.3kg・m/1750~4750rpm
あとはタイヤサイズが違うのとGT Sはリアは20インチです。
GTが、255/35R19 295/35R19
GT Sが、265/35R19 295/30R20
あとは最大の違いは、何と言ってもお値段ですね。
GTが、1650万円(税込)
GT Sが、1930万円(税込)
この約300万円の差をどう考えるか?
それでは装備面の違いは?
サスペンションが「GT」はAMGスポーツサスペンションに対して
「GT S」はAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションです。これはリアが電子制御エアサスペンションになっており車体が常に一定の高さに維持されるそうです。
リミテッド・スリップ・デフは「GT」が機械式に対して「GT S」は電子制御によって路面状況に応じたより素早くきめ細かい制御が可能だと。
ブレーキは「GT S」のキャリパーは赤でフロントのディスクのサイズが「GT」の300mmに対して390mm、さらにオプションでカーボンセラミックを選ぶことも可能です。
ホイールは「GT」が5ツインスポークに対して「GT S」が10スポークです。
基本的に「GT」と「GT S」を外見で区別するためには、3つしかありません。
- リヤのエンブレムか
- ブレーキキャリパーの色か
- ホイールのスポーク数
あとはエグゾーストシステムですかね。「GT S」にはいやゆる爆音モードボタンが付いています。
このボタン、ポルシェのものと全く同じなんですけど。。同じ部品メーカーってことかな?
あとはオーディオ関連の違いですかね。
「GT S」にはBurmesterサラウンドサウンドシステムが標準で10スピーカーです。
「GT」は4スピーカーです。これはしょぼい。
とにかく外見上の違いはほとんどないですから、よっぽど詳しい人でない限り、わからないでしょう。
パッと見た目は、まさしく2000万円クラスの車に見えるので、雰囲気を楽しむだけでなくとも
450馬力オーバーの「GT」で十分でしょう。最近はロードスターも出ましたね。なかなかカッコいいと思います。
とはいえ、
「GT S」の実力とはどんなものなのか?
次回、インプレしてみたいと思います。