週刊新潮にも取り上げられて話題になった
世界で1台の
Ferrari 365GTB/4 デイトナ
正確に言うと、世界で1台のアルミボディのデイトナですが、
結局、9月9日にイタリアのマラネロで開催されたオークションでおいくらで落札されたか気になりませんか?
€1,807,000
約2億4000万円
予想落札価格のレンジが、
€1,400,000から€1,700,000
でしたから上限は超えてきましたねぇ。
誰が買ったんでしょうねぇ。日本人だったら面白いのですがおそらく違うのでしょうね。
先日この車を記事で紹介した後で名古屋の読者の方からご連絡をいただきました。
なんと「この車を買わないか?」
との話が昨年にあったそうです。岐阜の納屋に埋まってたそうです。
お値段はズバリ
8,000万円だったそうです。今思えば安い!😁
結構、名古屋では有名な話だったそうです。
単純計算で言ってしまえば、右から左に流して1億5,000万円の儲けですからぁ。
これぞ濡れ手に粟なのか。クラシックの世界における無知ほど怖いものはないですねえ。
現オーナーが価値を全く認識してなければ、最悪スクラップで悪い業者だとボディの屑アルミ代で引き取られたかもしれない代物ですからね。
実際は外人が買いに来てとのことなので8,000万円以上の価格で売れたんでしょうがねぇ。
一部の写真はサザビーズでも紹介されていましたが、こんな車内の状態の写真が出回っていたそうで。。
8,000万円と言われても間違いなく躊躇しますよねぇ。
上の写真では車内のフロアマット、ドライバー側が青で助手席側が赤ですが、サザビーズの写真では逆になってます。カメラマンが入れ替えたんでしょうね。
さらに、こちらの写真を見ると、
完全に納屋の中の粗大ゴミですね。相当な期間、動かしてないことがよく分かります。
ところがこの車には「岐阜」ナンバーが付いてましたよ。もちろん年代物なので
「岐」でナンバーはお約束の「365」でした。
こちらの写真はエンジンですが、とてもエンジンかかる状態じゃないですねぇ。
これから新しいオーナーのもとで完全なる復活を遂げてほしいですねぇ。
ちなみにオリジナルで良好なコンディションの1973年のデイトナのスパイダーが同じくこちらのオークションで、
€2,479,000でした。3億2000万円でしたのでこの岐阜にあったデイトナ、完全に復活すればかなりのお値段になるのでしょうね。レストアに億単位かかるのかもしれませんが。。
もう1台、前回の記事で触れた個人的に注目していた車、
1985 Ferrari 288GTO
ですが落札価格は、
€3,263,000
4億3,000万円でしたね。予想レンジの下限での約定となりましたのでちょっと落ち着いた感じがあるのかなぁ。
この車を買った人は、ネット資産で100億円はある超富裕層でしょうね。あるいはあぶく銭を手に入れた人かな。
どちらにせよ世界は広いということですねぇ。
あぶく銭が欲しい。。