気になってた
メルセデスのNew Gクラス
六本木の「G-Class Experience」で体験して来ました。
まずはパッと見ですが、新旧モデルの違いは、Gに詳しくない人には
全くわからないでしょう。
ちょっと乗り込んでみて、ドライバーズシートに座ってまず感じるのは、
デカくなってる。
旧モデルの全幅が、1,860mm
新モデルの全幅が、1,931mm
左右のドアミラーまでの車幅は、
旧モデルが、2,055mm
新モデルが、2,187mm
室内空間が明らかに広くなっていることは間違いないです、全高はほぼ197cmと変わらないため
外観は旧型はやや腰高感がありましたが、新型はどっしりと見えますね。
しかしこの車幅ですから、ドアミラーを畳んでも立体式駐車場に入るのかは微妙ですねぇ。
ドライバーズシートに座りインパネ類を見ると、Eクラス・Sクラス並みに豪華で新しいです。
その一方で、
金庫のようなドアの開閉音は変わらず、ロックがかかるときの無骨なガシャッ音も残してありました。
旧型に比べると、インパネ類の進化は著しいです。好みもあるでしょうが、実際のGクラスの使われ方を考えると、圧倒的に新型でしょうね。
現在、メルセデスのSクラス、EクラスやCクラスの新しいモデルに乗られてる方にとっても操作性の違和感は全くないでしょう。
リアシートに乗り込んでみます。明らかに旧型より広いですしシートにはリクライニング機能までついてます。流石にSクラスと違い電動ではないですが。
メルセデスGクラスはリアシートの着座位置が高いのにヘッドクリアランスが凄いあるので後席のパッセンジャーにとっても外が良く見えるので家族受け(特にお子様)は良いでしょうね。新型になって旧型と車高はほぼ同じなのに着座してルーフを見上げると明らかに遠いです。リアシートの着座面からルーフまでの高さが、
旧型は、945mm
新型は、1,028mm
約8cmですがこの差は大きいはずだと思いました。さらにガラス・スライディングルーフが標準ですから開放感があって良いですね。
新型Gでは後席にリクライニング機能もありますから大人4人乗車でのロングドライブも快適なものとなるでしょう。
そのリアシートの後ろには広大なカーゴスペースがあります。容量自体は旧モデルの方が大きいようですが、家族4人の長期バカンスでも余裕の積載能力かと。旧モデルに比べるとホイルハウスの出っ張りが高いのは気になりますが、むしろトランクなら積みやすいかと思います。
それでは実際の走りは?
このイベント、狭い特設会場内のみで自らハンドルを握ることは出来なかったのですが、
新型Gクラスが動き出して感じたのは、その乗り心地は良い意味で軽くて、
乗用車っぽい!
トラック感がない。これはオンロードの走りも期待できるなぁ。ドライバーを務めてくれたスタッフによると、ハンドルもすごく軽いそうです。
とにかく悪路、オフロードの走破性は、
半端ない
のがGクラス! プーチン大統領の警護車両もGクラスですからね。
これは万能車としてプレミアムクラスのEクラス等のステーションワゴンを食うのでは?という出来栄えですね。
これやってると外苑東通りに車に縁遠そうなギャラリーが群がり写真をパシャパシャと撮ってます。いい宣伝になりますよねぇ。
この360度カメラ、こういう悪路のシチュエーションでもきっちり役立ってくれそうです。
こちらは、G350dです。現在も併売されていますが登坂力は本物です。
現在のGクラスのラインナップは、旧型のG350dとの併売です。
G350dが、 1080万円
G550が、 1562万円
AMG G63が、 2035万円
新型Gクラスは間違いなく売れるでしょうね。強いてネガをあげるとしたらサイズによる駐車場事情かな。
しかしこの価格帯の車の購入層には大きな問題とはならないでしょう。
どのモデルが買いか?
都内チョロチョロ走りで見栄を張りたいならG63でしょうが、G550とそこまで外観の違いは感じませんからG550でしょう。
しかし燃費は疑問ですね?
つまり一回満タンして何キロ走れるのかという長距離走る人の観点だと、G63は論外だしG550は旧型より軽くなってるのでちょっと期待はしてるのですが。
ズバリG350dの後継モデルが狙い目でしょうね。
フェラーリ、ランボ、ポルシェ等のスポーツカーとの2台持ちの1台として、これは最高の相棒になるかもしれません。