ミシュラン3つ星レストラン、虎白にて満たすもの。
ミシュランといえば私にとっては、
もちろんタイヤです。それもフェラーリ488の
パイロットスーパースポーツなのですが。。
世の中的には、
『ミシュランガイドブック』でしょう。
大事なお客様への接待やデートの予約において活用されている方も多いのではないでしょうか?
私はそこまで拘りもないので、ミシュランに掲載されて、予約が取れない店ってどうなのよってことであまり参考にしないのですが、
先日、大事なクライアントとディナーをすることになり、先方から指定された場所が、
神楽坂
かなり昔に近くに住んでたのですが、ここ暫くは行ってないなあと。
そしてスタートの時間が、
9時半??
「はぁ、朝じゃないですよね?」とお客様の秘書さんに確認したくらいです。私の業界は比較的、夜の宴席のスタートが早いので非常に違和感があったのですが、こちらのお店ではこの時間しか取れなかったとのことで。
そのお店とは、『ミシュランガイド東京2016』において、
国内最年少の三ツ星料理人となった小泉功二料理長率いる日本料理店
「虎白」
『ミシュランガイド東京2017』においては、
ミシュラン⭐️⭐️⭐️は12店舗あるのですがその中の1店舗です。
ちなみにその12店舗とは、
『石かわ』(日本料理)
『かんだ』(日本料理)
『カンテサンス』(フランス料理)
『虎白』(日本料理)
『さいとう』(すし)
『ジョエル・ロブション』(フランス料理)
『すきやばし次郎 本店』(すし)
『まき村』(日本料理)
『山田屋』(ふぐ)
『幸村』(日本料理)
『よしたけ』(すし)
『龍吟』(日本料理)
私が行ったことがあるのは、『ジョエル・ロブション』と『すきやばし次郎 本店』だけですね。ミーハーなんでわかりやすいところだけです。
なるほどそういう凄いお店ってことでスタートが、9時半なのねと妙に納得です。当日は夕方からお腹が空いたのですが、我慢我慢。。
そして神楽坂に向かいます。駅前に降り立ってビックリ!雰囲気が変わりすぎてて。。私の知ってるちょっと寂れた花柳界の雰囲気と違ってまるで恵比寿の駅前のような雰囲気に変わってるんですねえ。
そして目的地の『虎白』に到着です。
店構えからして、高級料亭のような独特な雰囲気です。
そして中に入ると、
白虎がお出迎えしてくれます。なんか禅宗のお寺のような張り詰めた緊張感というか、真剣勝負の料理のための道場のような雰囲気。
カウンターに座り目の前には、小泉さんがいらっしゃいました。
お料理の一部については、こちらの写真を見ていただくとして、お味は私ごときがどうこういうレベルではありません。
お店の雰囲気はうちは3つ星だからねって雰囲気は微塵たりともなかったです。初めて来訪した私にも常連さんにも同じ接し方でしたよ。
目の前の一流料理人の所作がまた美しい。何事も一流の人は違うなあ、そうなんだなあと思わせていただきました。
この若さで名声を手にしたら、私なら間違いなく天狗になるところですが、小泉さんとそのスタッフに支えられたお客様に喜んでいただくためのお店としての雰囲気、非常に勉強になります。
毎日は無理でもたまにはこういうお店の経験も大事だなぁと思った次第です。
人間の五欲といえば、
財欲・性欲・食欲・名誉欲・睡眠欲
我々は聖人君子ではありませんから霞を食べては生きてはいけませんし、そもそもハッピーになれませんね。
程度の差はあれ、人間とは上記の5つをバランスよく満たしてこその幸福感ですよね。我々凡人は。
「人生は時間である」≒「人生は経験である」