アバルト124スパイダー!フェラーリオーナーから見たそのバリューは?
アバルト124 スパイダー
そうです。ご存知メイドイン広島のイタ車ですね。
マツダが誇るライトウエイトスポーツcar、ロードスターの兄弟車です。
このアバルト124スパイダー、
現在普通のカタログモデルとして買えるABARTHの中では、595シリーズより高い価格設定となっています。
ホットモデルの595 COMPETIZIONEとほぼ同じ金額ですね。
税抜き価格で、アバルト124スパイダーは右ハンドルのみの設定で、
6速マニュアルで360万円、6速オートマチックで370万円です。
兄弟車のマツダロードスターの価格のざっくり言って100万円増で増加率でいうと50%です。
マツダロードスター、私は乗ったことがないので比較はできないのですが、ここは思い切ってフェラーリオーナーとして、かつアバルト595 COMPETIZIONEとの試乗比較で書いて見たいと思います。
まずはスタイル、
なかなか良いのではないですかね。スペシャル感はあるのかと。。この試乗車がとも言えますが。。この赤はフェラーリのロッソコルサに近いかと。
フロントがロードスターと比べてかなり長いロングノーズですが、FR車のオープン2シーターとしてなかなかかっこいいスタイリングだと思います。
エンジンフードを開けるとかなり余裕がありますね。フロントミッドシップと言えるのでしょうが、前はかなりスカスカです。
乗り込んでみると、
これは、マツダロードスターとそっくりというより同じですねぇ。。
ですからウインカーレバーも日本車の右ハンドルと同じくハンドルコラムの右側のレバーでの操作となります。
ちょっとテンションが下がりますが、エンジンは別物ということなので、
エンジンを始動してみますが、かなり静かな印象ですね。
エンジンは1368ccの4気筒16バルブのターボエンジンで170PS、車重は1100キロそこそこなので軽快には走りますが。。
何でしょうねぇ、エンジン音にも高揚感がないんですよねぇ。パワーの出方もターボエンジンのパンチがないというか、扱いやすいと言えばそうなんでしょうが。。例えは悪いですが、カローラの商用バンに乗ってるような軽快感なんです。
この試乗車には、オプション設定のマフラー「レコードモンツァ」が入ってなかったこともあるでしょうが、スポーツカー特有の非日常感に乏しいかと思います。どうしても2シーターでトランクのスペースも限られている車ですから、購入されるなら基本的には2台目以降の車ですよね。実際、私の友人のスーパーカーオーナーの間でも話題にはなっていたんですが。。
サソリのアバルトというには、ちょっと無理があるのではと思ってしまいます。FIATならわかるんですがねぇ。ちょっとイメージでは尖った2シーターFRオープンスポーツカーを想像してたのでそこはちょっと期待はずれです。ザリガニくらいかなぁ。。
そして何と言ってもコストが、新車乗り出し価格で軽く400万円は超えてしまいますからね。。
果たしてそこまでのValue for Moneyがあるのか否か??
これなら100万円以上も安いマツダロードスターを自分好みにいじって乗るかノーマルでサクッと楽しむ方が正解のような気がしますねぇ。
アバルトなら595で決まりでしょう。595に関しては下記をご参照ください。
イタ車はフェラーリやランボルギーニだけじゃない!アバルトという選択もアリ?