マツダロードスター 5000キロ乗った感想、Porsche911に似てる??

マツダ・ロードスター

4月末に納車されて早くも5ヶ月となりおよそ5000キロ、通勤やレジャーでの高速、峠道をガンガン走ってみました。

マツダ・ロードスター

富士山を背にマツダ・ロードスター

5000キロ走ってみて

そこで本日はその感想を述べてみたいと思います。スーパースポーツカーとの違いも。

そもそも車両価格では10倍以上もの開きがあるので比べる対象ではないのかもしれませんがあくまでオーナー目線での感想です。

マツダ・ロードスター

とにかく何と言っても車が軽い!

また都内においてもサイズが小さいのでスーパーカーのように周りの車を威圧する事なく車線変更がキビキビと可能な走り、また路駐を含むパーキングにおいても全く困りません。車を停めてドアミラーを畳まずに降りれるのが良いですね。

オープンで走るときの開放感はヘルメットがない分バイク以上です。まさに露天風呂に入りながらの良い気分での移動、風の巻き込みが驚くほどないです。また幌の開閉は慣れてしまえば結構なスピードで走行中でも最後風圧との格闘(閉める時)がありますが10秒で可能です。

エンジンそのものは非力ではありますが少なくとも高速道路を含む公道を走る上では十分な速さ、動力性能を持っていると思います。東名高速の大井松田〜御殿場間のコーナリングは速いですよ。特に下りは。。スーパースポーツカーと違いブレーキペダルではなく、アクセルを思いっきり踏める爽快感は素晴らしくまたマニュアルシフトのフィーリングがよくシフト&ペダル操作を楽しめます。

最初は車のロールとピッチングがスーパースポーツに比べて非常に大きくて戸惑いましたが慣れると逆に車の挙動、タイヤ4論の設置感やサスペンションの動き等をすごく意識させられます。いかに己が高性能な車に乗せられていたかってところでしょうか。よく言うスーパーカー乗りに下手っぴが多いっていう典型かと自省。

ハンドリングについてはどうしてもフェラーリと比べるとニュートラルからの切り出しの反応は遅く感じてしまいますがアフターパーツも色々出ているようなのでここは今後は自分好みへのチューニングの煮詰め方次第かと思っております。

ただし大雨の高速道路では非常に怖い思いをします。高速走行時にハイドロプレーニング現象を起こすとショートホイールベースであるが故にホント怖い。中央高速道路の下り、小仏トンネル付近から大月JCTまでは豪雨では路面に水溜りが多く要注意です。時々ぶっ飛ばしている車、えてしてミニバン等のファミリカーを見ますが凄腕の持ち主なのか?と思ってしまいます。とにかくいきなりスピンする可能性もあるので車間距離を取ってスピードダウンです。

標準のシートですが峠道をガンガン走ると、ホールド性にはかなりの難ありで腰痛を引き起こしてしまいます。本格派にはバケットシートが必須かと思います。またブレーキですが、ブレンボ付きがフロントには装備されていますが、峠の下りでハードに攻め込むとフェード気味になってしまいます。

デザインは本当にかっこいいと思います、先日フェラーリディーラーに乗って行ったのですが、フェラーリと見比べてもかっこいいと思いましたし、営業マンからも色々質問攻めに。😁

自動車メーカーが車を開発する時、商品企画部門で決められた車のコンセプトが、具体的な車両諸元として開発部門にてレイアウトされます。この作業、パッケージングにおいて、

車両のホイールベーストレッドで割った数字が

ホイールベーストレッド比というわけですが、クルマの走りの性格をよく表しますね。

この数値が2以上(タイヤ幅に対してタイヤ前後間の長さが2倍のイメージですね)だとリムジン系のセダンかハイエースのようなミニバンです。つまり乗り心地がよく直進安定性が高い車ですね。一般的にスポーツカーにおいては、

1.55前後のようです。

マツダ・ロードスターの数値は、(以下自分調べなので間違ってたらごめんなさい)

1.54 (2310mm/1500mm)

かなり小回りが効く俊敏な数値と言えるでしょう。

Ferrari 488 Pista は、

1.58 (2650mm/1679mm)

Ferrari 812 Superfast は、

1.63 (2720mm/1672mm)

加えて重要な数値としては、

「全高÷全幅」の割り算でも、その車のコーナリング時の荷重移動やロールに関するイメージを掴めます。

マツダ・ロードスターの数値は、

0.71 (1235mm/1735mm)

Ferrari 488 Pista は、

0.61 (1206mm/1975mm)

Ferrari 812 Superfast は、

0.65 (1276mm/1971mm)

Ferrariに比べると車幅が圧倒的に足りてないのがよくわかります。

マツダ・ロードスターのこの2つの数値が非常に似ている車を見つけました。

な、なんとあの

Porsche 911 (タイプ992)

です。

トレッド比が、

1.54 (2450mm/1589mm)

全高÷全幅が、

0.70 (1300mm/1850mm)

そういえば911(タイプ993)雨の日は無茶苦茶怖かったなぁ。

今のポルシェはどうなのかなぁ。

こちらの動画は非常に参考になりますよ。これからの台風シーズン、ご覧になっていない方は是非ご視聴をお勧めします。