ランボルギーニ・ウルスはSUVを超えたSuper SUV!!
ちょっと毒吐くので読者限定記事です。
ランボルギーニ麻布さんのウルス発表会ですが、私は水曜日の午後1時スタートの部に参加しました。
用意された30ほどの座席は半分埋まってるかな?って程度でした。
他のお客さんを見ると、思いのほか年齢層は高めでした。こういうと何ですが、
良い意味でランボルギーニのオーナーさんぽくない感じでしたよ。
水曜日の午後1時ですから参加できる人も限られてますからね。とにかく怖そうな人はいなくて一安心です。
あっ、ちょっと場違いな男前の若いお兄さんがいるなぁと思ったら、アレクさんと元AKBの奥さん?がいらっしゃいましたね。会場を出るときに言われて初めてあゝと思った次第ですが、あまりに芸能人オーラがなくてビックリしました。
まずはウルスの左右に展示してあった2台を見ます。
アヴェンタドールSロードスター
マットシルバーの車体とよりアグレッシブにSVのようになったボディは、超セクシーでカッコイイ!
フロントサイド部分のオーバーハングは突き出てますから、それもカーボンですから運転は相当気を使いますねぇ。
そしてウラカン・ペルフォルマンテ
ランボルギーニっぽい色ですね。完売間近だそうですのでご興味のある方はお早めにどうぞ。
ペルフォルマンテのロードスターモデルが出るそうで生産ラインが止まるようです。
URUS
私の目の前にベールを被ったウルスがあるわけですよ。どう見てもデカイし、形状はいわゆるSUVです。
すでにバックオーダーはカイエン・ターボ系の押し出しが強いSUV大好きな人達から順調なようです。
カイエンってエントリーとハイエンドモデルの価格差が凄くて他人様からその高額な価値が認知されてないのがオーナーさんの悩みだそうです。ポルシェは価格帯レンジをかなり下げましたからね。
ウルスはその点、高い車だってわかりやすいですよね。なんせランボルギーニですからね。VWグループでクラス分けしてるということなのでしょう。
VW→Audi→Porsche→Lamborghini
そのウルスの走りですが、
ウラカンクーペとサーキットのタイムが変わらないとの話を聞いて、そんな事あるわけないでしょう、
サーキットアタック特別仕様にプロが乗っただけで所詮中身はアウディでしょ、その車に法外なプレミアムをつけてバカな小金持ち相手に売る車なんだろうなと推察。
新車乗り出しで軽く
3000万円オーバー
ですからね。たかだかSUVにと。失礼。
フェラーリオーナー目線で見ると、ポルシェに続いてランボルギーニもついにトップラインを引き上げるためにSUVという禁断の果実に手を出したかと。
所詮、その程度のメーカーなんだねぇ、志低いなぁと思った次第です。完全上から目線です。
さて、ランボルギーニ社のCTO、マウリツィオ・レッジャーニ氏のプレゼンが始まりました。
まあ、イイ事ずくめな事言うわけですよ。
- エンジンは、ランボルギーニ初のV8の4リットルターボエンジンで最高出力650馬力、2200回転の低回転域から最大トルク850Nmを発揮すると。
- 車体重量は2.2トンだが、パワーウエイトレシオはクラス最高の3.38kgを実現。
- 0-100km/h加速が3.6秒、最高時速305km、時速100kmからの制動距離が33.7m。
エンジンですが中国マーケットをかなり意識してのターボ採用でダウンサイジングかなぁと。でもでかくて重いSUVとして低回転域からのドライバビリティ向上も確かに理にかなっている。
650馬力あっても所詮重量は2トン超えかよと!この車止まれるの??無茶苦茶危ない車じゃないのって疑問がフツフツと湧き出したんですが、
注目のスペックは時速100キロからの制動距離ですね。
34メートル弱です。ウラカンクーペでさえ32メートルですからね。この数値は凄い!
さらにプレゼンを見ていると、快適性やエモーショナルな部分などのセグメントを使ったレーダーチャートが出てきて、スポーツカーそしてSUVそれぞれの強み&弱みを見せます。
綺麗な五角形ではそれぞれ無いわけですが、ウルスならと?
もちろん満額回答です。うーむなるほどなぁと。出木杉くんねと、ちょっと興味が出てきたところでアンヴェイル!
フロント部分はランボルギーニしてますね。
このフロントのブレーキのキャリパーの大きさは半端ないです。
さらに走りの注目の内容としては、トルクベクタリング、エアサスペンション、そしてアクティブアンチロールバーですね。
ドライビングモードを見ると、何と6種類です。
それもCORSA、サーキットモードまであります。本気だわこの車!
さらにオフロードモードには、砂漠、泥、雪と!!
CORSAにするとメーターは、こうなります。何とナイトスコープまで付いてますよ。
写真はないのですが、インフォティメントはかなり先進的な液晶パネルを使っていて視認性は高いですよ。ちゃんとパネルからのタッチ操作感があるんです、そして見た目もレンジローバーの最新モデルのようで非常にクールです。
さらにラゲッジスペースを見ると、4人乗車で旅行も可能なスペースが確保されてます。
車を見ていると私の真横に、ランボルギーニのCTOが立っているではありませんか。
中学生レベルの拙い私の英語で突撃取材です。
「SUVってどうしてもロールが激しくとてもサーキットでドライブなんて出来ないがホントに出来るのか?」
Good Question!
この車はアクティブアンチロールバーで左右のタイヤの動きを完全にディスコネクトしてロールをほぼ完全に消し去っているから乗るとびっくりするよと。
つまり「サーキットもオフロードも走れ、高速で快適に移動も出来るので家族で旅行もできるこの車はつまり、
All in Oneなのね?」と聞くと、
まさにその通り!この1台で全てこなせますよと。
さらにさらにエアサスについて
「この重い車で故障は大丈夫なの、それともアウディの実績?」と聞くと、
グループの力は大きい、特に開発コストの低減による新技術の採用、だからこの値段で出せるんだよと。
私もそうですが、サーキット用のスーパースポーツ、峠道を楽しく走るスポーツカー、冬やオフロード用の車、都内ではラグジュアリーカーと複数の車を使い分けているわけですが、
ウルス1台でそれらを高次元で全てこなせそうです。そう考えるとウルスの
3000万円というお値段はとてもリーズナブルに見えてきました。
ズバリ、私の中での購入における比較対象車は、
フェラーリGTC4Lusso
サーキット走行会で、巨大な車にぶち抜かれたらウルスだってことは今後あるでしょうね、
スーパースポーツカーに自分が乗っててSUVにぶち抜かれたら立ち直れないだろうなぁ。
FSWのストレートならフォーミュラカーより速いかもしれません、軽く2分を切り1分50秒くらいで走っちゃう車かも。
断捨離で全部処分して1台にしちゃうのもアリだと思わせるほどの内容でした。
この車はSUVを超えてますね。
間違いなくSuper SUVです。