外車が売れた街を見ると日本の景気はよくわかる??

本日は、

昨年、2017年の外国車の都道府県別の新規登録台数を見てみましょう。

都道府県別の売れ行きで、その地域の景気がわかるかも?という思いです。

1年間の外国メーカーの乗用車の新規登録台数は、

305,043台

2016年が、294,060台ですから対前年比で

約4%の伸びです。景気は良くなっていると判断してよいんでしょう。

それでは都道府県別のトップ5を見てみたいと思いますが、

これは簡単に予想できると思うのであなたも想像して見てくださいね。

  1. 東京都 53,265台
  2. 神奈川県 28,643台
  3. 愛知県 26,164台
  4. 大阪府 21,393台
  5. 兵庫県 15,386台

いかがでしょうか?

5位が迷いどころでしたかね。兵庫県は神戸や芦屋がありますから。

このトップ5で、約15万台ですから外車新規登録台数の半分です。

当サイトのアクセスエリアのトップ5とも大体一致しますね。単純に人口の問題と言ってしまえばそれまでですが。

ちょっと面白いのは、トップ5それぞれの対前年比です。

東京、神奈川は対前年比で4.4%も台数が増えています。都心部や横浜エリアの不動産価格は堅調ですし、株価も好調だったので資産効果により売れ行きも良かったのではないかな?と思われます。

大阪は、対前年比で4.7%の伸び、兵庫県は1.8%の伸びです。大阪、神戸といえば京都を忘れてはいけませんね。

京都府は6,480台と台数自体は1万台も超えていないのですが、対前年比で約13%の伸びです。これはやはりインバウンドに伴う消費拡大で、大阪や京都はかなりの恩恵を受けてる結果なのかな?と。

問題は、自動車大国の愛知県です。

何と対前年比で98%と落ち込んでいます。円安効果による自動車産業の好景気は一巡したのかな?という印象です。

しかしお隣の静岡県では、10,506台と1万台超え県で対前年比は、4.4%の伸びです。物流拠点としての静岡県、インバウンド観光地としての静岡県は潤ってるのかな?

ちなみに6位は千葉県で、14,777台

僅差の7位は埼玉県で、14,767台

その差は、わずか10台なんですが、千葉県の対前年比は何とプラスの15%とすごい数値です。一方の埼玉県は対前年比で微減となり、6位の地位を千葉県に譲り渡してしまいました。当サイトのアクセス地域を見ると埼玉県が圧倒的に千葉より上なんですがどうした埼玉県?

もう一つの年間1万台超えの県は、

福岡県で10,867台です。対前年比は、+2.4%

次に対前年比のランキングを見てみましょう。

  1. 岩手県 +19%
  2. 千葉県 +14.8%
  3. 青森県 +14.2%
  4. 京都府 +12.7%
  5. 長崎県 +11.6%
  6. 沖縄県 +10%
  7. 山形県 +9.8%
  8. 宮城県 +9.6%
  9. 島根県 +9%
  10. 栃木県 +7.7%

どうでしょうか? 意外な結果ではありませんか?

東北地方は福島は流石に微減ではありましたが、非常に堅調ですね。これは震災復興需要により地元にお金が落ちてるってことでしょうか?

この種の統計では、下位に間違いなくいつもランクされる沖縄県や島根県も上位にランクインしています。

京都、長崎、沖縄はインバウンド系による恩恵なのでしょうね。

つまり、このデータだけ切り取っても、景気の良さは地方にも広く波及していると見て間違いなさそうですね。まあ全ての人ではないにしても。

しかし、不思議なのは、台数がそもそも大きい千葉県の伸び率の異常な高さですね。

千葉県では一体何があったのかな?

人口が急に増えたわけではないでしょうが、東京への通勤にも便利な大型分譲マンションの供給で東京からの人の流入が増えたのかもしれませんね。でもそれも去年突然始まったわけでもないしなぁ。。

不思議ですね?

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