フェラーリ488GTBのタイヤ交換後、富士スピードウェイをアタックするも。
フェラーリ488 GTBの
富士スピードウェイのレーシングコースにおけるパフォーマンスについてです。
前回はフロントのタイヤを交換したところまででしたね。フェラーリ488のタイヤ交換をしたら
FOCJ FESTA 1st
にてエントリーしたのは、
「FOCJフリースポーツ走行」の枠です。要するに追い越しもあり、スピード制限なしで自由に走れます。
走行時間は正味で20分間しかないので、最大で10周できれば良い感じです。ブレーキを考えると途中のクーリングラップを入れて現実的にはタイムアタックできるのは2、3周くらいかなぁと頭で逆算してコースインのために並びます。
私の前後はかなりサーキット走行慣れしてそうなフェラーリ458イタリアのドライバーの方たちでした。
488GTBのプロドライバーによるベストラップは1分50秒を切ると思われますので、
私の設定ターゲットタイムは「2分フラット」です。
コースインしてみると、
ゲゲッ
コース上に白い粉が撒かれています。石灰です。
このフリースポーツ走行の前にフェラーリF1のデモンストレーション走行があったのですが、エンジンブローで油漏れがあったらしく、ストレートエンド付近から1コーナー、そしてAコーナーまでのベストな走行ライン上に粉が延々と続いています。
うーん、これはもしかして滑るのかなぁと思いながら注意してタイヤのグリップ、ブレーキの効きを確認しながら最初の1周を走行します。そして1,500メートルのストレートをフル加速してからのブレーキですが、前の車が粉を巻き上げて全く前が見えません。ひえ〜怖い。ただでさえ1コーナーのブレーキが怖いのに怖さ倍増でかなり手前からのフルブレーキ、ブレーキが余りすぎて1コーナーまで再加速が必要なくらいですが、安全第一ですからね。下手すると前の車に御釜を掘るかもしれないので前の車との車間を多めに取ります。
それでも、
アウトラップのタイムは、2分3秒台。。思ったより速い。
1分50秒台が当たり前のフェラーリとしてはこれは遅いタイムだと思いますが、この時はシフトはオートモードです。つまりギヤシフトは車に完全にお任せ状態でのタイムで実質的には2回目のサーキット走行だと思えば悪くないのではと思います。
そこで、ギヤをパドルによるマニュアルモードに切り替えて走ってみますが、とにかくエンジン回転の吹け上がりが早すぎて、パワーバンドをすぐ超えてしまいパワーが垂れる感じで、ここはNAエンジンのレッドを超えてもどこまでもパワーが出て回っていくようなフェラーリエンジン特有のパワーの出方は感じないです。488GTBは早めにシフトアップを心がけたほうが速いのでは?と思います。
私のように下手くそなドライバーだと、オートモードの方が間違いなく速いようでマニュアルシフトモードで走ると、タイムは2分4秒台に。。
そこでオートに戻してさらに周回してみると、ベストラップが2分0秒42でした。ただし1コーナーでのブレーキはかなりの遠慮気味での走りです。
とにかく488はストレートでの加速が恐ろしく速いので、前の458に追いつきそうになるのですが、抜いて走るほどの技量もなく後ろの458もコーナーで迫ってくるのでここは、クールダウンを兼ねて、クリアラップが取れるところを探そうとペースダウンしたんですが、続々と後続のフェラーリがやってきて、なかなか途切れないなぁと思っていると前を走っている集団に追いついてしまい。。
最終コーナーを回ったところで前方にエンツォ・フェラーリを発見、ストレートでフル加速してみます。あ、これは1コーナー手前で抜けるなと思ったのですが、ここは敬意を払ってアクセルオフ。
結局、これでジ・エンド、再アタックはかないませんでした。結局、この日の周回数は8周、私のレベルだとブレーキがフェードでスカスカになるようなことはありませんでした。
パドックに戻って、
488GTBの車載コンピュータで最高速度を確認してみると、
285キロ
前々回初めて走った時は、300キロジャストでしたからねえ。オイル漏れがなければ、どれくらいタイムが縮められたのかなぁ。。
フラストレーションが残る走行ではありましたが、安全がとにかく一番ですからね。
フェラーリ488ですが、私のようなサーキットに慣れていない素人ドライバーでもちょっと乗ってオートマモードで走って富士を2分で走れる車です。
恐ろしいパフォーマンスの車です。