絶好調フェラーリ!F8 Tributoの意味はやはり年貢だった??

 

Ferrari

昨年2020年度のフェラーリの新車登録はついに

1000台超えました。👏

2019年が870台に対して2020年は1085台で世界での国別販売でも断トツのアメリカに次いでの2位でした。

対前年比25%UP↑でおそらく国別で対前年比アップはボリュームゾーンでは日本だけかと。

他のライバルメーカーの数字を見ると、

フェラーリ圧勝です!!

ランボルギーニは2019年が678台→631台と7%down、ウルス効果で台数が相当増えたはずですが無理して前年にアヴェンタドールSを売りまくった反動もあるのでしょうかね?

マクラーレンは、2019年が353台→205台で40%down⬇️

新型コロナの影響を自動車業界は世界中でモロに受けたわけですが、オーダーから納車まで時間がかかるフェラーリには日本では欧米のようなロックダウンがなかったことも関係あるのかなと。

但し、高級車のマーケットはここに来て中古車を中心に好調なようです。お金がある人にとっては海外旅行にも行けないし、車買うくらいしかないって事かな? また究極のプライベート空間として通勤に高級車を使う方も増えているのでしょう。いつコロナの当たりくじを引いて乗れなくなるかもしれないし。。

F8 Tributo

納車もどんどん進んでいるようでスパイダーモデルも納車が始まってますねぇ。私の周りでもいよいよ納車という方がいらっしゃいます。皆さんオーダーから2年のようですので待望の納車がもうすぐってところでしょうか。おめでとうございます🎉

↓は友人のお車のF8完成写真です。このロッソなんか深みがありますねぇ。特別色だそうでカーボンパーツもてんこ盛りです😁

F8 Tributo 完成写真

F8 Tributo 完成写真

F8は抜群の人気モデルかと思うのですが、488と同じでクーペよりスパイダーの方が人気あるようです。特に他ブランドからのステップアップ(ポルシェやアストン)の方々の初フェラーリだとV8ミッドでスパイダーが鉄板イメージのようでスパイダーのリセールの高さは圧倒的ですよね。

そこでというわけではないですが、F8スパイダーをコーンズ芝にて試乗してきました。

F8 Spider

F8 Spider

果たして488スパイダーからどれくらいの進化・変化&驚きがあるのかなを再確認する意味って事で。以前トリブートには試乗したのですがそれほどの変化は感じませんでした。日本初上陸のフェラーリF8に乗ってみたが??

F8 Spider ドライバーズシートから

F8 Spider ドライバーズシートから

お洒落な外装色「グリジオイングリッド」で内装は「クレマ」ですね。リセール考えるとなかなか選べないフェラーリ上級者仕様です。

あらためて乗り込んでまず気付くのはステアリングの違いですね。小径になり握りが細くなっています。マネッティーノと間欠ワイパーのダイヤルスイッチ類ですが、安っぽくなった印象です。これは現行モデル共通してますが特にダイヤルスイッチの安っぽいプラ感による質感はかなりコストダウンしてるなと↘️

エンジン始動ですが、くぐもった低音は変わらないのですが、印象としては488よりかなり静かですね。高速に入りレインボーブリッジで高回転域まで加速してみますがあれっ?こんな音だったかなと思うほど静かというかクライマックス感はなし。個人的には488GTBの方が回すと明らかにターボ車の良い音でした。エンジン音でさらなる違いは、タービン音は明らかに下から聞こえますね。これはピスタと同じです。そりゃ同じエンジンだからね。488は下手すりゃターボ車かどうかわからないほどのエンジン音でしたが。

ハンドリングは非常にクイックで思い通りのラインをトレース、車体は高まった空力効果でピタッと安定して走りの限界域の高さを感じさせます。走りに関しては特に劇的にパワーがあるとか車体が軽いっていう印象は488対比でないですがより走りが都会的に洗練されてるのは間違いなく、GTカー色が強くなってる印象です。少々アクセル踏んで走ってみても危険な香りは全くなしで恐ろしく速いが、あえて言うとスーパーカーに乗ってると言う緊張感が希薄ですので刺激を求める人には物足りないかもしれません。ラグジュアリーなスーパーカーでドライブデートには最高の一台かと思います。

試乗を終えて、コーンズ芝に立ち寄ったところ展示車のF8 Tributoが凄いカッコ良い!写真は後方からですが、横から見ると超かっこいい。

F8 Tributo

F8 Tributo

外装色のソリッドカラーのビアンコに黒のカーボンホイールでした。でお値段を見てみると、

ななんと

4300万円!

車両本体から考えるとオプションが、1000万円ですね!

そこで詳細に見てみると、

まぁカーボンホイール(308万円)入ってるからねと。カーボンリアディフューザー(約108万円)もわかる。

解せなかったのは、カーボンフロントスポイラーの約70万円。なるほどなと見るとフロントの髭部分は入っておらずセンター部分のみ、それもいわゆる化粧板のファッションカーボンでこのお値段ですよ。

年貢価格のフロントスポイラー

高額なフロントスポイラー

さらに、F8スパイダーでも年貢、ぼったくり価格のオプション設定を発見しました。

F8スパイダーのカーボンオプション

F8スパイダーのカーボンオプション

エンジンフードの両側にあるカーボンパーツ、オプションで約80万円なり。こちらは当初25万円くらいの設定だったようです。ある意味安すぎたのでしょうが80万円とはこんななんちゃってパーツが! 要らないねって事でスパイダーをオーダーする方はほとんどカーボンオプションは入れないそうです。オプション豊富でリセールが良いかと言えば、オプション投資額に見合った下取りとはならないようでそりゃそうだなと思った次第です。

さらにフェラーリへの年貢だと思ったのが、

2020年登録モデルから「7年メンテナンスプログラム」における毎年のオイル交換無料が、2年ごとに変更されています。

同じ車種でもですよ。19年納車と20年納車でメンテナンスプログラムが違ってるんです。フェラーリのオイル交換は決して安くはありませんからね。フェラーリの場合、同じモデルでも無償オプションという名の強制オプションに含まれているものが突然無くなったりして実質的な値上げを行っています。世の中的にコンプライアンスや価格透明性・説明責任が強く言われているご時世なのに上場企業であるフェラーリの姿勢はいかがなものかと思ってしまいます。

これはフェラーリ本社の意思なのかはたまたジャパン、現法幹部の姿勢なのか?

オーナー負担が増えることは否定しませんが。まさにフェラーリ教のお布施、年貢だなぁ。。

オーナーを小馬鹿にしてるとしか思えないこのオプションをはじめとした価格設定や劣化する顧客向けサービス、高騰する新車価格の設定等。

これは上場企業として利益を上げ続けないといけない企業経営としては当然ではありますが、ビジネスモデルとしてサステイナブルなのか。。

絶好調フェラーリ!F8 Tributoの意味はやはり年貢だった??” に対して3件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    いつもブログ楽しく拝見しております。
    コチラの「F8購入条件は~」の記事に触発されて、スパイダーに申し込み、
    初のフェラーリ納車待ちです

    フロントとリアのカーボンはさすがに手が出なかったので、
    エンジン回りの3点だけ奮発してカーボンにしたのですが、その後「25万→80万の値上げしますがどうしますか。ちなみに他のパーツは仕様が確定しているのでもうノーマルに戻すことはできません」と言われ…結局、値上げを飲まされてしまいました。まさに年貢…でした。

    これからも記事楽しみにしております。
    コメント失礼しました。

  2. abinoo より:

    いつも楽しみに見ています♪
    先日1年点検で7年メンテのオイル交換の話を聞いて、尊敬(崇拝)するフェラーリがなんとと衝撃でした。
    直前まで聞いた事無かったのと保証書には毎年って書かれてるのに何故⁇
    フェラーリもコロナで厳しいのですかね。

    1. 管理人 より:

      aminooさん
      コメント有難うございます。突然車両価格を上げたり、それがダメならバックを強制オプションから外したり、ワランティの内容変えたりと全てこれはジャパン限定のようです。ジャパンの経営成績を上げて本国にアピールしたいんでしょうねぇ。

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