Ferrari の年度別生産数&F8は全て納車されるのか??
日本自動車輸入組合(JAIA)から1月11日に発表されました
2021年12月度の輸入車新規登録台数によると、昨年度2021年通年(暦年ベース)の
Ferrariの新規登録台数は、過去最高の
1237台
2020年の1085台から114%の新規登録台数です!
そこで、Ferrariのみならず、
Lamborghini、McLaren、Rolls-Royce、Bentleyの
スーパー&ラグジュアリーカー5社(2000万円未満の新車はない)の日本における過去5年の販売台数の推移グラフをJAIAのデータを元に作ってみました。
なかなか興味深い結果ですね。コロナ禍や半導体不足も感じさせないFerrariの成長率、一人勝ちの状況が一目瞭然ですね。ランボルギーニは2019年度にかけて伸長してきましたが、5年前の水準に逆戻りです。ロールスは安定している一方でベントレーが売れてますね。ベンテイガ効果でしょうね。この5社合計の売上げ規模は、1台当たりの平均を3000万円とすると、820億円の売上規模となりますね。その他諸々の周辺サービスを含めると確実に1000億円以上の市場規模ですね。なかなかのビックビジネスです。
さてFerrariですが、これだけの台数が入ってきた中で気になるのは、一番人気の最後のV8ミッドシップモデルである
F8
が日本に何台入ってきてるか何台オーダーされているのか? 相当オーダーが溜まっている(新車納車待ち)という状況で今年度中(来年度も?)にデリバリーされるのか否かが今後の相場動向も含めて最大の関心事かと思われます。
昨年末の状況で色々ヒアリングしてみると、F8のオーダー数に対して納車が全くもって全然進んでいないようですね。
クーペで受注に対して半分以下、スパイダーは致命的なようです。
クーペに対して明らかにスパイダーの方が受注数が多い(3:7から2:8か?)のは間違いないですが、スパイダーはオーダーに対して本当に生産されるのか? 微妙な状況かもしれませんね。
F8 は当初売り切れ御免の受注スタイルでしたが、最終的には顧客からのオーダー自体は全て受け入れたと聞いております。ただしこれは個人的な見解ですが、公正取引委員会の指導がFJにあった結果なのかもしれませんよ。公取がFJに何かしらのヒアリングをしたことは間違いないようですので。
となると、Ferrariは昨年何台生産されてその生産台数の内訳はどうなっているのか?を理解することが重要となりますね。しかし公表されている車種別のデリバリーデータがないんですよねぇ。
しかし、参考になる情報が上場企業であるFerrari社のIR向け資料(私は株主ではないですが😅)にありました!
続きはまた。。