ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテは市販車最速??
ランボルギーニ
最近ちょっと気になってます。
何と言っても、車のクオリティが良くなりましたし、スーパーカーなところでしょうか。
その中でも、最もハードなモデルといえば、
ウラカン・ペルフォルマンテ(Huracán Performante)
でしょう。
私のサーキット走行仲間が、次なるWeaponとしてペルフォルマンテを買ったので戦闘力をチェックしようかと。
ランボルギーニ青山に試乗車があるってことで行ってきました。
まずはご対面です。
アヴェンタドールとは細かく見るとライトの形状等かなり違うのですが、一目でランボルギーニだとわかりますね。
こちらはアヴェンタドールです。
ウラカン・クーペとウラカン・ペルフォルマンテの最大の違いは、リアですね。
マフラーが4本出しから2本出しになり、大きなウイングが鎮座しています。
見るからに走りそうな車です。
ここで改めて
ウラカン・ペルフォルマンテのスペックを確認しておきます。
エンジンは5,204ccのV型10気筒自然吸気
最高出力は640馬力@8,000 rpm
ミッションは、7速のデュアルクラッチです。
タイヤサイズは、前が245/30 ZR20、後が305/30 ZR20
車両重量が、1,382kg
全長4,506 mm、全幅1,924 mm、全高1,165 mm
ノーマルのウラカン・クーペが、
最高出力は610馬力@8,250 rpm
ただし車両重量が、1,422kg
全長4,459 mm、全幅1,924 mm、全高1,165 mm
タイヤサイズは同じです。
スペック上は、ペルフォルマンテとクーペの差はパワーで30馬力、重さで40kgとそれほど大きくないように見えますね。
それでは、フェラーリ488GTBと比べると
エンジンは3,902ccのV型8気筒ツインターボ
最高出力は670馬力@8,000 rpm
ミッションは、同じく7速のデュアルクラッチです。
タイヤサイズは、前が245/35 ZR20、後が305/30 ZR20
車両重量が、1,370kg
全長4,568 mm、全幅1,952 mm、全高1,213 mm
これだけ見ると、488はパワーで30馬力、重量ではほぼ同じに見えます。
車のサイズは、ウラカンの方が一回り小さいですね。
全幅が約3センチも小さいのですが、全高は5センチも低いのでスタイリングはリアルスポーツカーですね。
それでは実際に乗り込んでみます。
ランボルギーニではフェラーリと違って、ドライバーズシートとパッセンジャーシートとの間は巨大なセンターコンソールによって仕切られています。
ちょっと残念なのは、インフォティメント系のボタン類が、乗用車(アウディ)っぽいってところでしょうか。
気を取り直して、
ランボルギーニ特有の戦闘機のミサイル発射ボタンのようなエンジン始動ボタンを押してエンジン始動です。
青山の街にランボルギーニの爆音が響き渡ります。
すでに、前方には、カメラ小僧たちが待ち構えています。
彼らの期待を裏切らないように、ドライビングモードを「コルサ」にしようかなと思ったのですが、「ストラーダ」でも遠慮のない爆音モードです。
まずは街中を流してみますが、走り出してすぐに感じたのは、
軽い!
この車の試乗前に、アヴェンタドールSに試乗したのですが、明らかに車が軽い!
さらにウラカン・クーペやフェラーリ488と比べても車が明らかに軽い。
乗り心地自体は、最近のスポーツカーの流れで思ったより硬くはありません。ただしレーシングシート自体は硬めですのでこの手のバケットシートに慣れていない方には衝撃かもしれません。
まずは、表参道方面に向かいます。
ボディカラーがイエローのランボルギーニにこの爆音、かなり目立ちますね。ただしランボルギーニは、フェラーリに比べると前面のフロントウインドやサイドウインドウの面積が狭いので車内は外からは見えにくいのかなぁと思われ、あまり恥ずかしくはありませんでした。オープンならアウトですが。。
ここで感じたのは、車幅が小さいことによるメリットですね。左車線を使いながらの車線変更しての走りも十分にこなせます。ましてこの爆音ですから周りの車も自転車も歩行者も気づいてくれるので、これはある意味、アクティブセーフティかと思います。
そしてインパネなのですが、非常に見やすい。フェラーリ488のナビは全く見ることが出来ませんが、視認性はかなり良いです。これは実際に使えます。
そして明治通りに入り渋谷を抜けて天現寺から首都高に入ります。目指すはお台場方面です。首都高に入ってスピードが上がってきたところで、ドライビングモードを「コルサ」へ設定します。
すると目の前のインパネはこのように変化します。
このモードはマニュアルモードでガンガン飛ばす時にはホントにエンジンの回転数がわかりやすいです。
背後から聞こえるV10エンジンの咆哮を聞いてると、どうしてもアクセルを踏みたくなります。軽く踏み込んで見るとワープのような加速を見せます。
とにかく加速時の圧倒的なトラクションを4輪で受け止めて加速するので速い!
そして車線変更しながら前走車をぶち抜いて行きますが、車の挙動が恐ろしいほど安定しています。ステアリング操作に対して車のノーズの応答速度が速く思い通りのコーナリングラインに車を導くことが出来ます。かといってリアの挙動は神経質な動きもせず車がビシッと走ります。
これが、ランボルギーニの言う「アクティブ・エアロダイナミクス」なんだなと。リアのウイングはダテではありません。強烈なダウンフォースとシャーシ性能の高さを首都高でも感じることが出来ました。このあとはお決まりの山手トンネルへ向かいますが、ここでも感じたのは、ボディサイズの妙ですね。そしてV10エンジンの痺れる音!
前を走っている車が驚いて全て走行車線に寄って行きます。その気持ちよくわかります。こんなのが背後から来たら、私も間違いなく避けます。
とにかく走りが超気持ちいいいですよ!
走りが好きな人なら、この車は強く勧めたい車ですね。
ただしデート等には全く不向きな車であることは明白で、助手席に乗る人は正直、相当な好きものでないと怖いと思います。
さすが、ニュルで最速記録を打ち立てた車だなぁと思いました。
史上最速間違いなしだと思います。ウラカン・クーペや488GTBとは全く違う世界観を実現しています。
まさにレーシングマシンに一番近い市販車ではないでしょうか。
同じ腕のドライバーならフェラーリの市販車どれで立ち向かってもペルフォルマンテには速さでは全く勝てないと思います。
マクラーレン720Sなら良い勝負が出来るのかなぁ??
ミッドシップ・スポーツカーの王者であるフェラーリとしても黙っちゃいないでしょう!
488の軽いやつ、凄いのが出てきそうです。一説には、あのラ・フェラーリより速いハードスペックな車との事で??
これはこれで楽しみです。
とにかく、
ちょっと最近のランボルギーニの凄さにビックリしました。今まではスーパーカー的な雰囲気だけは認めていましたが。。
ウラカン・ペルフォルマンテ
新車乗り出しで約4000万円ですがそれに値する車です。
ご興味のある方は、ランボルギーニ青山へ