UBERが東南アジアから撤退するもその戦略とは??
UBER
直近の企業価値は、なんと
$72 Billion
軽く、7.5兆円以上です。
あのホンダ(7267)でさえ時価総額が、6.5兆円ですからねぇ。
都内で見かけるのは、
UBER EATSですか。
バイクシェアを使った自転車に乗って大きな黒いボックスを背負ってる人を都内ではよく見かけますが、どれくらいの収入になるのかな?
最初に渋谷駅の近くで見たときは、壺でも売ってる宗教団体の人かと思いましたが💦
UBER
英語では、Cab-hailing companyと言われるようですが、配車サービスの世界的最大手なのはご存知かと。
最近では、自動運転中のテスト車両が死亡事故を起こしてしまい話題になりました。すぐにご遺族と和解しましたね。
日本では、配車サービスにおける参入障壁が高くて、ビジネスチャンスは今の所、限定的でありますが、昨年そのUBERにソフトバンク(9984)が巨額の出資をするニュースが世界中を駆け巡りました。
今やソフトバンクはUBERの筆頭株主になりました。ちなみにソフトバンクの時価総額は、8.5兆円ですから、ソフトバンクにとっても思い切った大勝負ですね。
UBERへは取締役も派遣しています。
UBERの価値を上げて早く上場させたいソフトバンク、赤字事業からの撤退を主張していたようですが、
早速手を打ってきましたね。
東南アジアからの撤退、具体的には、
シンガポール、マレーシア、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムから撤退してその事業は、ライバル会社である
GRAB
が引き継ぎます。その代わり、UBERはGRABの株式の27%を取得し、UBERのCEOは、GRABのボードメンバー入りするそうです。
この地域のライドシェアのマーケットは2025年までに2兆円を超えると言われています。
そしてこのGRABの筆頭株主もソフトバンクです。明らかにこの動きはソフトバンクによる仕掛けでしょう。
2016年にUBERが中国から撤退した時、UBERの企業価値は上がってるんですよね。つまり過当競争を避けるということでしょう。
強力なライバルがいなくなるわけですから事業の収益化が容易になります。
すでに東南アジアだけで毎日、数百万人もの人が利用し、500万人もの人に雇用の機会を与えているそうです。
日本のタクシードライバーの数は、20万人ほど、人口で東南アジアの五分の一ほどですが。。
そして日本のタクシードライバーの多くは、60代です。
こういった世界の潮流を無視し続けるのが良いのか??
副業がどんどん認められる社会になりインバウンドというなら、
個人的には、フェラーリやロールス・ロイスでライドシェアも有りだと思うんですけどねぇ。