メルセデスS400クーペ 4MATIC、Sクーペモデルのベストバイか？

フェラーリに代表されるような

スーパーカーのオーナー

ですが、普段の足にスーパーカーは使いません。なぜなら不便だから😅

だから、皆さん普段は他の車に乗っています。

私は車通勤の時には、メルセデスのSクラスセダンに乗っていますが、私の周りのスーパーカーオーナーの反応は、

それは運転手付きで後席に乗る車じゃないの？って反応が多いですかねぇ。

確かに後席にてゲストをおもてなしするには、４枚ドアはベストな車ですが、ビジネス寄りであることは否めませんね。

運転手に間違えられる可能性もありますしね。

それでは普段乗る車としてパーソナルでラグジュアリーな部分を重視して、Sクラスの２ドアクーペだとどうなんでしょうか？

現在のSクラス・クーペのラインナップと税込価格は、

• S400 4MATIC (1477万円）
• S550 4MATIC （1758万円）
• S550 （1775万円）
• AMG S63 4MATIC（2497万円）
• AMG S65（3246万円）

かなりの値幅がありますね。最高峰のV12モデルのAMG S65はフェラーリ488のクーペモデルとほぼ同価格ですが、レア度はこちらでしょう。

面白いのはS550の４MATICモデルの方がFRモデルよりちょっとお安いんですねえ。

昔からSクラスの２ドアクーペはリセールの時の値落ちの激しさから本物のお金持ちが乗るイメージがあります。

AMGモデルはそういう意味ではさらに突き抜けてますね。S63で584馬力、S65に至っては、629馬力で。

ここまでのパワーが必要なら、黙って中古のフェラーリF12を買っておく方が面白いし、リセール考えても割安だと思うのですが。。凡人の発想としてはね。

AMGモデルやS550のV8ターボモデルには乗っていないのですが、

Sクーペの売りは何といってもそのパーソナル性と優雅さでしょう。

S400 ４MATIC

に長距離乗ってみました。

通勤にも使ってみたのですが、都心の工事に向かう職人さんたちを乗せた車両や運転手付きのセダンに混じりながらも浮きすぎることもなく、オフィスの近くの通勤地獄を経てメトロの駅から吐き出されてくる人たちを見てると、通勤時間がああ幸せだなぁと感じてしまうくらい心地よい移動時間となってしまいます。都心のある駐車場では、優先的に平置きへのご案内でしたね。彼らは車種とサイズをよく知ってるので。

スーパーカーを１台持ってるなら、Sクーペモデルは贅沢な１台となるでしょうね。

メルセデスS400クーペ

ちなみに燃費は高速と街乗り半々でリッターあたり8.2キロでした。都内の街乗りでは良くて5キロですね。やはりボディの重さかな。

このS400のV6ターボエンジンの367馬力は、２トンを軽く超えるボディには正直言ってパワフルなエンジンではありません。信号ダッシュで競えるような車ではありませんがそれが逆にこの車の特徴である優雅さを引き出している気がします。金持ち喧嘩せず的な。。下手にトルクやパワーがあると無意味に踏んでしまう自分ってあるじゃないですかぁ。それがS400だとそういう気持ちも起こらず運転が丁寧になる自分がいて、助手席の同乗者からの評価も高いこと間違い無いです。

かと言って、かったるいほどのパワー不足かというとそういうわけではありませんよ。

まず乗り込んでみると、ドアが重い！　同じ２ドアクーペと言っても、AMG GTはもちろん、フェラーリの812、F12、アストンヴァンキッシュと比べても重厚感があります。流石にロールスのドーンほどではないですが。

メルセデスS400クーペ

このシルバーの外装色はこの車のエッジの効いたサイドのボディラインを際立たせますねぇ。

車幅は1.９メートルを超えますが、Sセダンとほぼ変わらないサイズです。

が、運転した感覚はクーペの方が車幅は大きく感じましたね。一方で全長は５メートルちょっとのサイズなのでセダンのロングボディより３０センチ近くもショートなので、やはりキビキビと走ります。良い意味でボディの重さによるどっしりとした重厚感がラグジュアリーな走りを生み出しています。

ワインディングも走ってみたのですが、いつもは車酔いする同乗者が酔わなかったですから、乗り心地もまさにSクラス。

スーパーカーに乗ってると疲れますからこういう普段使いできる癒しの車が一台あると良いと思います。

とにかく贅沢な車ですね。S550との価格差の300万円を考えると、外観上の違いはほぼないし、S400で十分ではないかなぁと思った次第です。何と言っても４MATICですしね。

今回はほぼ新車にも関わらずカーシェアリングさせていただきました、Tさん有難うございました。

S Coupeのラインナップは、こちらから