フェラーリのレーシングカーを所有するということは??
フェラーリのレーシングカーと言えば、
もちろんF1マシンということになるのでしょうが、
趣味が高じて、F1マシンを所有するという望外の喜びを手にした方は日本にも実は結構いらっしゃいます。ほとんどの方は海外にそのまま車を保管しているようですがね。時々乗りに行くということをなされるようです。
F1マシンをそもそも購入できるのかということですが、購入できるんですね。フェラーリは!!
ただし、あなたがお金をいっぱい持っているからといって、いきなり「F1くれ」と言っても100%売ってくれませんよ。
ある程度の長いお付き合い(過去何台購入して現在は何台保有しているか等の)が大事なんですね。このあたりは他のブランドと明らかに一線を画しているところですね。これが出来ない人はどうぞ他のブランドに行ってくださいというのがフェラーリのスタンスです。
フェラーリの正規ディーラーには世界中で売りに出ているF1マシンの情報がオンラインで見れるとのことです。
F1で勝つために市販車部門を作ったメーカーですからね、実際のF1のスペアカーなどはある程度の年数を経て、先進的な技術が陳腐化したところで売りのリストに並ぶようです。
あくまでインサイダーからの伝聞情報ですがねぇ。私は買える顧客ではないので😁
さて先日の、モーターファンフェスタにおいてモーターファンフェスタ2017潜入レポート
フェラーリの2台のレーシングカーがオーナーさん自らのドライブで富士スピードウェイを疾走しました。とにかくフェラーリサウンドは素晴らしいの一言です。
オーナーさんお二人とも非常に気さくな方たちで、F1のオーナーさんはスーパーグリッドウォークで羨望の眼差しでマシンを見つめる子供たちに率先してドライバーズシートに乗せてあげてましたね。非常に貴重な車であるにもかかわらず、ガキども(失礼)をあのシューマッハがドライブしたF1コックピットに土足で乗せてあげるなんて、なんて器量が大きいんだと感動しました。
さらに、
午後のスーパースポーツアタックという20分間の走行枠で、プロのレーシングドライバーの運転するアウディR8やアストンマーチンDB11に混じりダントツの速さを見せていた世界に30台もない
「599XX Evo」
エンジンフードを外すと12気筒エンジンが鎮座してました。
本コースに出て行く599XX Evo、超カッコいいですねぇ。
私も子供目線で、走行後の599XX Evoのオーナーさんとラッキーにもお話させていただきました。
私「そのフェラーリのレーシングスーツ、サイズバッチリでかっこいいですがこれはオーダーですか?」
オーナー様「フェラーリ本社のエンツォのオフィス内で採寸します。2着用意してくれました、一つはぴったし、もう一つはちょっとゆったり」
私「エンツォのオフィスでやるんですか!!」
オーナー様「そうなんです、シャワーを浴びて採寸してこれであなたも本物のフェラーリファミリーの一員になりましたねと言われました」
これはすごい体験ですよね。まさにプライスレスかと思います。
私「実際に599XX Evoをドライブした感じはどういうものでしょうか?」
オーナー様「他にもフェラーリのスペシャルモデルのXとY(敢えて書きません、皆さんもちろんよくご存知の凄いモデル)を持ってるんだけど、これと比べるとセルシオ(オーナー様は確かにセルシオとおっしゃいました)のような乗り心地だね」
私「そこまで違うもんですか、つまりダイレクト感ですか?」
オーナー様「そうそう、全く遊びがなく刺激しかない」
奥深い世界であるとともに、恐ろしさも感じますね。