今こそフェラーリの日本向け強制オプションについて考える。

フェラーリ488ピスタ

Ferrari  488 Pista

海外では既に価格もオプションリストも出ており、ボチボチ日本での正式な価格やオプションリストもほぼほぼ決まっているようではありますね。

車輌本体価格のなかには、いわゆる強制(無償)オプションと呼ばれる、頼んでもいないけど車輌に勝手に付けているオプション代金が含まれています。

さて、この強制オプションの内容ですが…

フェラーリジャパンさま!!

まさかトラックインナーカメラやテレメトリーシステム(合計9500ユーロ)なんてつけませんよね~😅

トラック・インナーカメラ

トラック・インナーカメラ

多くのサーキット走行をする方は、自前のカメラとアップデート可能なアプリを使ってますから、こういう、いずれ化石となりかねない埋め込み型の電子デバイスは勘弁して下さいね!

ハイテクやアプリ先進国?の日本向けの強制オプションにこれほどミスマッチな物は無いですよね😅

しかも、インナーカメラは何処に誰と乗ったかが映像としてリアルに記録されるのでプライバシーの観点からもかなりの反発がありそうですね。

フェラーリ・テレメトリー

フェラーリ・テレメトリー

そもそもこのテレメトリーシステムですが…

現代の新型車にはEvent Data Recorder(EDR)という装置がほぼ付いています。

これによりアクセル、ブレーキ圧、ステアリング角度、速度、前後左右減速度など車の動的パラメータを記録しています。

事故の際にメーカーはこのデータを分析します。

フェラーリはこのEDRをデータ専用アプリで読み出せるようにし、テレメトリーと称して高く売り付けようとしているわけですから商魂逞しいですよね😅

レーシングストライプ

レーシングストライプ

レーシングストライプは2色でも単色でも7000ユーロみたいだけど、日本だといくらなのかな〜?

国内の道路事情を考えるとピスタに関しては誰もが欲しいと思うフロントリフター(3700ユーロ)は可変式ヘッドライト(1500ユーロ)とセットみたいだけど、もちろん本体価格に含まれていますよね?

踏切で立ち往生したらニュースになるような車だと流石に正規輸入でのデリバリーはまずいか…

カーボンパーツの配置

カーボンパーツの配置

強制(無償)オプションのカーボンパーツは車のトータルバランスを考えると当然全てついているかな?

まさか何ヶ所か敢えて付けないで、見た目のバランスを悪くさせて別に注文させるという卑劣なことはしないですよね😅?

フロントのカーボンエアロパーツは2つのパート。

フロントのカーボンパーツ

フロントのカーボンパーツ

(CEFS)フロントセンタースポイラー:2600ユーロ

(CEXG)フロントサイドスポイラー:1500ユーロ

サイドのカーボンパーツはサイドシルとダクトに。

サイドのカーボンパーツ

サイドのカーボンパーツ

(CEXS)アンダーシルカバー:5900ユーロ

(CEIS)サイドエアスプリッター:2200ユーロ

リアはテールライトの間とディフューザー。

リアのカーボンパーツ

リアのカーボンパーツ

(GRDC)テールライトインサート:3000ユーロ

(CEXD)リア・ディフューザー:7000ユーロ

カーボンエアロパーツ

カーボンエアロパーツ

フェラーリ推奨の無償カーボンパーツには何故かCEXG、CEXS、CRDCが付いていないようですが…

万が一、インナーカメラ&テレメトリーシステムみたいな不人気商品を強制オプションとし、人気のカーボンパーツをあえて数ヵ所はずしてくるつもりでしたら色んな意味でセンスを疑いますよね😅

流石に、我らがフェラーリジャパンさまは顧客思いの優良企業だから大丈夫だと信じていますが…

海外じゃ売れそうにないアイテムを日本向けに強制的に抱き合わせて販売したりしないですよね?

くどいようですが、フェラーリジャパンさま!!

多くのユーザーが最低限これは欲しいと思えるオプションだけをつけるようにして下さいね~😉

滅多に使うことのない鞄セットやカメラ&テレメトリーなどを抱き合わせるのは止めて欲しいですね。

ベンツもBMWもアウディも車輌本体価格に含まれる強制オプションについては多くのオーナーが必要とするものだけとし、その他個人の趣味が色濃く反映されるものについてをオプションとしています。

皆さん、そろそろフェラーリの日本向け強制オプションの選択には疑問を感じ始めていますからね…

よく熟慮して強制オプションを選択して下さいね!

もしテレメトリー&インナーカメラといった不人気高額商品を強制オプションにし、あえて人気のオプションを外して売るというスタンスをこのまま続けていくと公正取引委員会から不公正取引に指定される可能性も十分に出てきますよね。

もし誰かが告発でもしたら大変だよなぁ…

フェラーリだと話題性もあるから役所も頑張るだろうし、マスコミも大々的に取り上げそうですよね。

そうなったらフェラーリジャパン、大丈夫かなぁ😅

フェラーリオーナーとしてはブランド価値が下がるような不名誉な事態は避けて欲しいものです。

私の周りのフェラーリオーナーの殆ど全員が、この日本向け強制オプションに不満をもっています…

当ブログの読者のフェラーリオーナーさんは、この強制オプションについてどう思いますか??

ちなみに皆さん気になるカーボンホイール(RMCF)は14800ユーロですが果たして幾らになるのかな…

公正取引委員会ホームページ

Ferrari.com

 

Midas

今こそフェラーリの日本向け強制オプションについて考える。” に対して3件のコメントがあります。

  1. 330P4 より:

    昔の話をしても仕方ないですが、2001年私が始めて新車のFerrariを注文したとき強制オプションなんてものは1つもありませんでした。
    当時のスカリエッティ プログラムでは、
    内装、ステッチ、ブレーキキャリパ、カーペットの色を選んだらおしまい!みたいな。
    SFバッジが選べるようになったのはうれしかったなぁ。
    スポーツシートを選んで、100万円もオプションつければスゲーってかんじでした。

    Ferrariのオプション商法はすごい進化を遂げたものです。
    進化することは良いのですが、
    日本市場をなめたような押し売りオプションはいただけません。
    輸入元には市場の要望を本社に伝え、日本の顧客の満足度を高める仕事をして欲しいものです。

    1. 管理人 より:

      コメント有難うございます。
      オプションの幅が広がるのは顧客としては喜ばしい限りだとは思いますが、最近のフェラーリは不必要な物が強制的に入り、欲しいものが高額なオプションになっていますね。オプションの利益率は高い利益率をさらに押し上げるのでしょうが、株式市場においてフェラーリが自動車メーカーでない所以がよくわかりますね。このままラグジュアリースポーツカーメーカーのポジションの更なる極みを目指すということなのかな。

    2. Midas より:

      コメントありがとうございます。
      今日のブログ、午前中だけでもいつもの倍以上読まれているので、かなり皆さん強制オプションの不条理については関心が高いようですね!!
      そうですよね、いつの間にかオプションだけでそこそこの国産普通車が買えてしまうような雰囲気になっていますよね。
      しかも、タチが悪いのは欲しくもない不人気商品を無理やり強制的に買わせる押し売りオプションが本体価格をさらに押し上げているということです。
      フェラーリジャパンの良識誠意のある行動を切に願います。
      このままでは、フェラーリブランドに傷がついてしまいそうで本当に心配です。

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