フェラーリのマネッティーノについての考察!何が違うのか??
フェラーリオーナーでも使い方が、実はよくわからない
「Manettino=マネッティーノ」
ステアリングに組み込まれた「運転モードスイッチ」ですね。
F1で戦うために開発され使われ、市販車にフィードバックされたわけですが、
フェラーリF430
から市販車に初めて導入され、現在のフェラーリのステアリングホイールには必須アイテムとなっていますね。
その後、他のメーカーもはっきり言ってこの運転モードスイッチ「マネッティーノ」をマネしていますよねぇ。
他メーカーのもの、はっきり言ってフェラーリに比べると質感がおもちゃです。
しかし、この一般的になったマネッティーノですが、フェラーリオーナーでもせいぜい使うのは数あるモードの中で2つぐらいではないかなぁと思います。
COMFORTとSPORTの2つです。
フェラーリオーナーの間でもこのスイッチをむやみにオフにすることは非常に危険だという認識が一般的です。あるディーラーさんが主催したサーキットにおける走行会イベントで、このマネッティーノをOFFにして壁に突っ込んだ車=フェラーリを2台も見ましたよ。その後、皆さんマネッティーノのモードを安定モードにしたのは言うまでもありません。
私自身も長らくフェラーリのドライブにおいてマネッティーノはSPORTまでの使用でした。RACEでさえも危険だなぁと、ましてOFFなんてとんでもない、ただ峠道を走っていてもSPORTだと介入が早いので慣れてくるとちょっと物足らないかなと。。
本日はフェラーリ488のマネッティーノを他モデルと比較してみましょう。
走行中で脇見することなくワンタッチでモードを切り替えることが出来ます。
上の写真を見れば一目瞭然ですが、
WET、SPORT、RACE、CT OFF、ESC OFF
の5つのポジションがあります。
こちらは、同じく大人フェラーリの12気筒4シーターモデル、FFのマネッティーノです。
488と見比べていただければわかる通り、こちらにも5つのポジションがあるのですが、
❄️ICE、WET、COMFORT、SPORT、ESC OFF
とかなり低μ路面を意識した設定となっていますね。
さらに、毎日通勤で乗れるフェラーリ・カリフォルニアTのマネッティーノは、こちらで
COMFORT、SPORT、ESC OFF
3つのポジションしかありません。シンプルですねぇ。
こうやって見ると、フェラーリのマネッティーノと言えども車種によってかなり違うのですね。
初代マネッティーノであるフェラーリF430では、
❄️ICE、LOW GRIP、SPORT、RACE、CST CUT
の5つのモードです。
どうでしょう、結構混乱しませんか?
で違いは何なのってことで。
特に、フェラーリ488において、CT OFFとESC OFFの違いとは??
とてもじゃないですが、この違いを公道上で確認することは危険すぎますよね。
いよいよ4月になり、本格的なサーキットドライブシーズン到来です。
今週末にコーンズ主催で、フェラーリオーナーの間でも大人気のイベントが富士スピードウェイで開催されます。
その Cornes Circuit Experience “Secondo”に参加してその違いを素人目線で見極めてこようと思います。