フェラーリの最大のライバルか?マクラーレン720Sを見てきた。。

フランス大統領選ですが、どうなるんでしょう?

外国車好きにも目が離せない状況ですね。イギリスでもフランスでもユーロ離脱派が力を持つと。。

もちろん為替レートに大きな影響がありますから、

ポルシェ、メルセデス、BMWやアウディなどのドイツ車

マクラーレン、アストンマーチンなどのイギリス車

フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティなどのイタリア車

日本でのディーラーの販売価格には為替レートの変動によるバッファーが相当織り込まれているのでしょうが、消費者としての我々にとっても無関心ではいられませんね。

先日の富士スピードウェイ・ショートサーキットでマクラーレン東京さんが持ち込んでくれた

マクラーレン570S

私も街中で試乗し、サーキットでも試乗させてもらいましたが、

マクラーレン570Sクーペに試乗してみた!

富士スピードウェイのショートコースでマクラーレン570Sの実力を検証!

とにかく、サーキットで驚くほど速い車でした。ポルシェ・オーナーやフェラーリ・オーナーの多くの方が乗って見て、皆さん絶賛でした。

おそらくあなたが乗っても、フェラーリ488GTBやポルシェ911 GT3より速いタイムでラップできます。コーナリングでの剛性感と4輪の接地感は異次元で車の変な挙動変化が少ないんです。これがカーボン・シャーシの凄さなんでしょうね。レーシングカーにより近いんでしょうね。

フェラーリ488GTBとの違いでいうとボディが凄い軽く感じました。

そこで、つい先日のジュネーブモーターショーでデビューした

マクラーレン720S

を見にマクラーレン東京へ行ってきました。

マクラーレン720S正面から

マクラーレン720S正面から

ボディ形状はかなりの流線型でティアドロップです。

フロントのライト部分ですが、写真だとライトに見えますが、実は違うんですね。

マクラーレン720Sのライト部分

マクラーレン720Sのライト部分

上半分にライトがあって下半分は全てエアーがボディを抜けていきます。

マクラーレン720Sのフロント左サイドから

マクラーレン720Sのフロント左サイドから

ライト部分のデザインが独特ですね。私は好きですね。

それではドアを開けてみましょう。

マクラーレン720Sのドア開口部

マクラーレン720Sのドア開口部

これは超カッコイイです。

天井までガバッと開くんですね。これが新しいカーボンで作られたシングルボディシェルの効果なんですね。これで乗降性も格段に上がっています。この手の車の乗り込み時の腰をかがめてということもなく頭からキャビンに乗り込むことが出来、さらに足元のサイドシルはさらに低くフラットとなっていますね。

それではドア部分を見てみましょう。

マクラーレン720Sのドア部分

マクラーレン720Sのドア部分

凄い幅の隙間ですね。ここをエアーが通るわけです。凄い先進的なエアロダイナミクスです。

それでは乗り込んでみましょう。

マクラーレン720Sのインパネ

マクラーレン720Sのインパネ

ある意味、シンプルで素っ気ないとも言えますが、運転モードをトラックモードにすると、

インパネが回転して、

マクラーレン720 Sの戦闘モードのインパネ

マクラーレン720Sの戦闘モードのインパネ

必要最低限の情報しか見えない戦闘モードとなります。まさにレーシングカーです。

そして驚くべきことにまずはキャビン内が明るい、さらにフロントもリアのピラーもカーボンシングルボディシェルの恩恵で細くてこの手のスーパーカーにありがちな死角だらけではなく、見える見える。。これだと街乗りも高速の合流も安全ですねぇ。凄い!

マクラーレン720Sのリアから

マクラーレン720Sのリアから

リアスポイラーは可変式で急制動の時にはブレーキの役割も果たします。

残念ながら、エンジンは始動できなかったのですが、セールマン氏によると今回は音質のチューニングもなされたとかで良い爆音がするようです。

おそらくですが、サーキットで最速・最強でしょう。

そして何と言ってもお値段ですよね。

これだけのスペックの車で、車両本体が大体3400万円ですか。

破格のバーゲンセールですね。フェラーリでこの内容だと5000万円では買えないでしょうね。

ブランドの差と言ってしまえば差なんでしょうが、マクラーレンおそるべしです。

うーん、欲しい。。

フェラーリの最大のライバルか?マクラーレン720Sを見てきた。。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 330P4 より:

    720SのCFRP製車台は素晴らしいと思います。量産性とコストはもちろん勘案されていますと思いますがマクラーレンが考える現在のベストエンジニアリングなのでしょう。

    FerrariはCFRP製車台を量産モデルに取り入れることには否定的なのが残念。
    彼らはCFRPの修復の難しさとリサイクルが困難なことを主な理由に挙げています。(本音は別にあるかも?)
    材料の持つ物性を設計で克服するには限度があり、マクラーレン並みの車台剛性と質量をアルミ製で達成するのはかなーり困難。
    Formula 1ではアルミモノコックは過去の遺物ですから。

    ロードカーは速さだけが正義ではないので、それがFerrariにとっては救いでしょうか。

    1. 管理人 より:

      専門的なコメントありがとうございます。勉強になります。実際、フェラーリでサーキット走る人は少数派ですからね。ロードカーとしての最適解はメーカーによっても顧客にとっても違うという事なんでしょうね。

コメントを残す