ドーンがドーンとやってきた!!

 

Rolls-Royce

Dawn

ロールス・ロイス・ドーン

ロールス・ロイス・ドーン

2ドアクーペのオープン・ラグジュアリーカーとしては、

世界最高にして最強でしょう。

そのドーン、お値段は車両本体価格で

3890万円

つまり、フェラーリでいうとPISTAと同価格帯ですね。

見た目は何と言っても、

押し出しが効いており、かなり大きく思えるのですが、実は意外とサイズはそれほど大きくない??

全長は、5,295mm

5メートル30センチをギリ切ってます。メルセデスAMG S63セダンと全く同じ長さです。

全幅は、1,945mm

こちらも1メートル50センチを切ってます。サイズ的には、F12が1,942mmなので同サイズです。

ドーンの正面から

ドーンの正面から

車のサイズとして大きいのは大きいのですが、このサイズなら

機械式駐車場に入りますから駐車場探しでの悩みは少ないかと思います。

まず乗り込んでみると、

ドアは前から開くコーチドアです。とにかく大きくて重いのですが、重厚感は半端ない。

ドーンのドア

ドーンのドア

開口部が大きいので乗り込みやすいのです、乗り込むとドアノブははるかかなたで自分の手で閉める事は出来ない!

ドーンのドライバーズシートから

ドーンのドライバーズシートから

が、ご心配は無用です。自動クローズボタンがついています。これを長押しすると、ドアが閉まります。

ただし結構勢いが良いので指とか挟まれたら、えらい事になりそうです。

乗り込むと、

とにかくロングノーズですから、前に寄せるのは慣れが必要ですね。ドライバーズ・シートからの眺めは、

812 Superfastのようですが、一旦乗り込んでしまうと、アイポイントがちょっとしたSUV並みに高いこともあり左右の見切りは良いです。

さらにスピリット・オブ・エクスタシーが常に視界に入りますので車幅を掴みやすいですね。

ドーンのドライバーズシートから

ドーンのドライバーズシートからフロント側を

走り出してみると、何と言ってもこの巨体ボディ、重さが2.6トンもありますので軽快感は全くないのですが、

重厚感から来る贅沢な乗り心地と、何と言ってもこの12気筒エンジンの素晴らしさと言ったら乗ってみないとわからないかと。

フェラーリの12気筒とは全く違うものですが、とにかく静かで全く存在していることすら感じさせません。ある意味、EVテスラに乗ってるような静かさです。

が、一旦アクセルを踏み込むと、最高出力571馬力のこのシルキーなエンジン、

1700回転で最高トルク900Nmものトルクを発生しますから、かなりの俊足です。

0〜100kmが5.3秒ですから信号GPでも本気に踏めばホイルスピンしながら猛然と加速します。

一般道を普通に走っていると後続の車からは遅いと思われるみたいですが、この車の速さにびっくりしてましたね。

ハンドリングは、この重さのドロップヘッド・クーペですからね。弱アンダーが常に出ているようなフィーリングですが、これはこれでまさにロールスロイスの世界観です。

ドーン@帝国ホテル

ドーン@帝国ホテル

高速道路にて長距離ドライブもしてみました。

一言で言ってしまうと、同乗者は確実に眠ってしまいます。ソフトトップにも関わらず遮音性はハードトップかと思わせるような静粛性です。

高速道路ではガンガン飛ばすというより悠然と流すのが快適ですね。あまりアクセルを踏み込む気分にはなれませんが走っていて全く疲れません。

ただしオートクルーズは、オプション設定となっていますので自分でドライブする必要があります。

高速道路で気になったのは、死角の大きさですね。3車線以上ある車線で進路変更するときは横の車線の後方は見えるのですがその横の車線は全く見えませんので注意が必要です。

オーナードライバーとしてこの車を所有し運転するならメルセデス・マイバッハにはあるブラインドスポットアシストは欲しいところです。

取り回しは車体の大きさもありますが意外と小回りが効きます。しかし360度カメラもオプションですから前方の視界は非常に悪いです。

車道楽の究極の上がりでもあり目指すべきところに位置しているのは間違いないですが、この車はイージー・ドライブな車ではなく、

上級ドライバー向けの車です。まさに王者の風格を持ってドライブする必要があるでしょう。

オープンにして走っているととにかく目立ちますからね。

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