McLaren765LT納車!! エンジン車最速間違いなし⁈

GWが始まりましたが、初日の29日は生憎の雨☂️でしたね。

雨ではあったのですがせっかくの初日なので箱根に向かいました。かなりの雨ではありましたが走り好きの方々の車にいっぱい遭遇しましたね。ポルシェが多かったです。911系やケイマンですねぇ。フェラーリとの遭遇はゼロでした。

さて

スーパーカーを評価するときに色々な尺度がありますね。

例えば、ステータス、ブランド、値段とか希少性はもちろんですが(いよいよフェラーリ12気筒モデル、812の限定モデルへのお声がけが始まりましたねぇ。)

憧れやや華やかさではFerrariが断トツぶっちぎりのトップブランドである事は衆目の一致かと思います。一方で、

絶対的な速さは誰しも気になるところです。(自分ではその絶対的な速さは実現・体験できなくても)

最近のスーパーカーの速さという点では、

McLaren

気になるブランドですよね。特に走り屋の皆さんなら。😏

そのLT(ロングテール)シリーズは、マシンとドライバーの一体感を最大限に引き出すことと感覚に訴えかけるハンドリングに拘っているとの事でスーパーカー愛好家なら特に気になる存在ではないでしょうか?

その最新にして最速の

765LT

765PS 

と最もパワフルなLTで生産台数

765台

の希少な限定モデルです。幸運に恵まれたドライバーのみが購入・体験することが許されます。

充分に軽くてパワフルで無茶苦茶速いMcLaren 720Sから本当に

80kg!

も重量がそぎ落とされた765LTは、720Sよりもさらに25%高いダウンフォースを生み出すそうです。富士スピードウェイにおいて720Sでも異次元のコーナリングにおけるダウンフォースと異次元のストレートの速さですからねえ。488GTBではあっというまにぶっちぎられそのクラスが違う走りに衝撃を受けたもんでした。

720S@FSW

圧倒的な速さを誇る720S

765LTは、

0km-100kmが2.8秒、0km-200kmが7秒フラットだと!

乾燥重量わずか1,229kg換算で、

1トンあたり622PS!!

これってケータハムのSEVEN620Rと同等の凄まじさです。直線加速で死の恐怖を感じた唯一の車でしたが。

765LTの軽量化へのこだわりは凄いですね、さらに最適化されたエアロダイナミクスと強力なエンジンでどんな走りなのか?と思っていたところメンバーに納車されました。👏🍾

そこでいつもの峠にGO!

まずは外観ですが、ブラックで静観な面構えですが見る角度によって色が違って見える、グリーンとパープルが入ってるようで超おしゃれ!しかしかなり高そうな塗装オプションです。

720Sより明らかに車高が低くワイドで前から見ても大迫力の面構えでボディはカーボンだらけです。

765LT フロント

765LT フロント

さらにリアから見てもチタン製の4本出しエギゾーストとエンジン冷却のための穴だらけのリアパネルは只者ではない!

まさに公道を走れるレーシングカーです。

765LT リア側から

765LT リア側から

乗り込んでみますが開口部が大きいので乗り込みは思ったよりは容易ですが、サイドシルはかなりの幅広です。

765LTのキャビン

765LTのキャビン

ドライバーズシートは華美な物ではなく非常に機能的です。バケットシートはホールドはばっちりで硬めではありますが、ランボルギーニのバケットよりは遥かに快適です。

まずは同乗試乗させてもらいます。エンジン始動してからの車内に伝わる振動は720Sとは全くの別物です。この車が純粋にサーキットを走るための車であることがよくわかります。個人的に乗り心地はPISTAやGT2RSに比べて一番硬くロールが少ないかな?と感じました。

オーナーさんのご好意でいつものワインディングをドライブさせてもらいました。上りです。いざ行かん!

走り出してわかるのは当たり前ですが軽さです。しかしこれはそれほどPISTAとの体感での違いはない。走り出してみると非常に乗り易く怖さがない。この安心感はGT2RSに似た感じです。大事なお車ですから慎重にドライブしますが車が「もっと来い、もっと来い」と言ってるようで少し踏んでみます。圧倒的にトルクフルなエンジンでワープのように加速します。所詮公道なので全開加速といきませんからここでの加速感自体はPISTAやGT2RSと同等な感じです。

さらに鞭を入れてコーナーもちょっと攻めてみます。オンザレール感が凄くて公道の速度領域では何事も起こらないようなPISTAと明らかに違う絶対的な安心感。これはどこから来るのか?

前後輪4輪の絶対的な接地感ですね。PISTAだと攻めていくと上りのコーナーでもリアイン側のグリップが少し抜けるような感覚があるのですが765LTはそれが全くなく常に4輪が設置して路面をグリップしておりその感覚がステアリングを通して正確なインフォメーションとしてドライバーに伝わってきます。

さらにブレーキが秀逸です。ストロークはPISTAに比べると深くてブレーキングのコントロールがし易い。今回の試乗では高速域はなかったのでダウンフォース自体は感じることができませんでしたがボディを含めた凝った造形と巨大なアクティブスポイラーを見るだけでも高速コーナーも抜群の安定感で速そうです。

さらに車検証を見て確信しました。どのスーパーカーもこの車にはサーキットでは敵わないだろうなと。ほぼレーシングカーですね。パワーはレーシングカー以上だし。

車検証の車両重量ですが、

765LTは1350kg

GT2RSは1430kg

PISTAは1500kg

765LTとPISTAの体重差は150kg!

大人2人分ですかあ。GT2RSとも大人1人分とウェイト差が大きすぎる!!

この車両重量がコーナリング時における慣性モーメントに影響を与えているのは間違いありません。

もちろん車はスペックだけではありませんけどね。マクラーレンの軽量化への拘りとそのコストのかけ方はすごいなぁと素直にリスペクトする次第でこれがドライバーの感性に与える影響は大きいと思われます。

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ケータハム Seven 620R